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フェラーリの2+2スパイダー、新型「ポルトフィーノ M」がヴェールを脱いだ

IGNITE / 2020年9月30日 12時0分

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フェラーリの2+2スパイダー「ポルトフィーノ」の進化版、新型「ポルトフィーノ M」がオンラインで世界初公開された。Mは“Modificata(モディファイ)”の意。フェラーリではこれまでも、パフォーマンスを押し上げる進化を遂げたモデルに“M”の名称を授けている。

新型「ポルトフィーノ M」には、再設計されたパワートレーンや新設計の8速ギアボックス、そして、Raceモードを含む5ポジションの「マネッティーノ(統合型ドライブモードセレクター)」がスパイダーとして初採用されている。

ボディサイズは全長4,594×全幅1,938×全高1,318mm。車重は1,545kg。デザインも小規模ながらモディファイされ、グリル内のアルミニウム製スラット、空力を最適化するべく新設定されたホイールアーチ前方のエアベント、新デザインのリアディフューザーなどを採用している。

ポルトフィーノを踏襲したコックピットは、ダッシュボードを上下に分割するアルミニウムブレードや10.25インチのタッチスクリーンなどを採用。ステアリングパッドの左下にはエンジンスタートボタン、右下には「マネッティーノ」のスイッチが配されている。

マネッティーノの5モードは、「ウェット」「コンフォート」「スポーツ」「ESCオフ」、そしてスパイダーに初採用された「レース」となる。

フロントに搭載される3.9LのV8ツインターボエンジンは、ポルトフィーノを20ps上回る最高出力620ps/5,750-7,500rpm、最大トルク760Nm/3,000-5,750rpmを発生。

このエンジンは、カムプロファイルを新しくしたことや、タービン回転数測定用の新しい回転数センサーをターボチャージャー・アッセンブリーに導入したことによって性能を引き上げた一方、ガソリン・パティキュレート・フィルターを備えることで欧州の排出ガス基準であるユーロ6Dに適合したという。

新しい8段デュアルクラッチは、従来の7段バージョンとはまったく異なる新ユニットで、モジュールを20%小型化するとともにトルクデリバリーを35%増加。また、選択したギアに合わせてトルク伝達量を調整するバリアブル・ブースト・マネジメントの制御によって、力強く鋭い加速と高い環境性能を両立している。

0-100km/h加速は3.45秒、0-200km/加速は9.8秒、最高速は320km/h以上をマークしている。

(zlatan)

画像元:フェラーリ・ジャパン

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