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ムラーノガラスの名門「バラリン工房」537年の終幕を機に展覧会を開催

IGNITE / 2020年11月30日 13時0分

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ヴェネチア共和国より貴族の称号を与えられた、ムラーノガラスの名門工房である「バラリン工房」が閉鎖することになった。

東京・参道に在するショップ・ブランド「chisa(チサ)」は、ヴェネチアの秘宝・レースガラスの伝統技法を守り続け16代続いた「バラリン工房」の功績を称え、小さな工房と家族についての最初で最後の展覧会「大好きバラリン -レースガラスに捧げた537年-」を開催する。

■バラリン工房とは

1483年に創業されたムラーノガラスの名門工房。かつて王侯貴族の垂涎の的であったレース編みをガラスで表現した「レースガラス技法」や、網目模様の中に気泡を等間隔に施す「レッティチェッロ」など、美しく細やかな技法を得意とする。

■最初で最後の展覧会「大好きバラリン -レースガラスに捧げた537年- 」

バラリン工房の日本で初めてのクライアントである小瀧千佐子が、日本の暮らしに馴染む作品を厳選し、本展を監修。バラリン工房の尊い歴史とともに紹介する。また、会期中はchisaウェブサイトにて、一部の作品の閲覧と購入が可能だ。

花入「繭の光沢」¥680,000

気泡入りワイングラス「星のまたたき」各¥250,000

コンポート「絹の道」¥128,000

花入「絹の道」¥130,000

テーブルランプ「天使の羽」¥520,000

■ヴェネチア共和国とムラーノガラスの歴史

13世紀末、ヴェネチア共和国はガラス技術の流出を防ぐべく、全ての職人とその家族をムラーノ島に幽閉。逃亡すれば死罪、ガラス工芸発展に寄与したものは貴族の称号(エンブレム)を与えるという飴と鞭の政策下でガラス文化は開花し、共和国繁栄の財源となった。

当時のバラリン工房は、15世紀半ばに発明された秘宝中の秘宝「レースガラス技法」に大きく寄与したと推察される。

バラリン家 家系図

伝統の技を、実際に見ることができる貴重な機会だ。

「大好きバラリン -レースガラスに捧げた537年-」

期間:12月2日(水) - 12月25日(金) ※毎週月・火休み
会場:chisa
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-21-2
URL:https://chisa.jp/

<関連企画>

本展監修者の小瀧千佐子氏によるギャラリートークをインスタライブにて配信。

日時 : 12月10日(木)18時より
アカウント : @chisa_tokyo

(田原昌)

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