上野“国立科学博物館企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」開催
IGNITE / 2021年6月28日 16時0分
海へのロマンを掻き立てられること間違いない。
有人潜水調査船「しんかい6500」 画像提供:JAMSTEC
■日本の深海調査の歴史を紐解く
国立科学博物館は、海洋研究開発機構と共催で、6月29日(火)から2022(令和4)年3月21日(月・祝)までの期間、企画展「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ -JAMSTEC創立50周年記念-」を開催する。
海は、人類に残された最後のフロンティアとして、未だ多くの謎が残っている。特に深海は高圧・暗黒・低温の極限環境であることから、簡単な装備では調査することができない。そのため人類は潜水艇やさまざまな調査機器を開発して、その未知の世界へ挑んできた。
自律型無人探査機「AUV-NEXT」 画像提供:JAMSTEC
潜水艇の設計・建造は戦前から始まっており、日本における深海調査は長い歴史を有している。1971年に現在の「JAMSTEC」が創立されてからは、有人潜水調査船「しんかい6500」や無人探査機「かいこう」などの調査船や探査機等の開発とそれらを使った深海調査で世界をリードしてきた。
「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ -JAMSTEC創立50周年記念-」では、日本における海洋調査の歴史、各種船舶や探査機、調査によって得られた科学的成果を同館が実施した調査研究とあわせて紹介する。
■「日本の海洋調査への挑戦とあゆみ」展示内容
日本の海洋調査のあゆみ
日本は、1/2模型を展示する「しんかい6500」などの各種船舶や探査機等を用いて世界中の海で調査を行うことで、海や地球、生命の謎を解き明かすことにつながる多くの科学的発見を成し遂げてきた。
このコーナーでは、日本における海洋調査の歴史、各種船舶や探査機の特徴や仕組み、海洋汚染など、JAMSTECや当館が実施した調査から得られた成果について紹介する。
クジラの胃から見つかったプラスチックごみ 画像提供:国立科学博物館
大気海洋から読み取る地球の姿と未来
地球は、大気に包まれ海があり海底からは新しいプレートが生まれ、それらすべてが対流している。大気と海洋がお互いに影響を及ぼしあい、台風や豪雨などの気象災害を引き起こす。地球をおおうプレートの運動により、地震・津波・火山噴火等が起こる。
地球規模で起こる自然現象について理解し、将来の地球の姿を予測するには、高精度のシミュレーションが必要だ。このコーナーでは、歴代のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」とその成果について紹介する。
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