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世田谷赤堤、菓子製造特化型シェアキッチンと本格紅茶店が新たな伝統を刻む

IGNITE / 2021年9月30日 16時0分

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様々な業界の構造が大きく変化している時代。パティシエの世界も、インディペンデントな戦略を選ぶ人が増えてきている。

■菓子製造特化型シェアキッチンと本格紅茶専門店

不動産の売買・賃貸・仲介および空き家活用事業「アキサポ」、シェアキッチン事業などを展開するジェクトワンは、洋菓子の名店「マルメゾン」創業者で洋菓子職人の大山栄蔵氏の引退を機に閉店した「マルメゾン赤堤店」のキッチン活用を提案し、菓子製造特化型シェアキッチン「Maison de labo MAL Fledge(メゾン ド ラボ マル フレッジ)」としてこの夏オープンした。

そして、10月には大阪の本格紅茶ブランド「amsu tea」全面プロデュースのもと、本格紅茶店「TEA MAISON KoKoTTe(ティ メゾン ココット)」がオープンする。

■「Maison de labo MAL Fledge」誕生の背景

2020年、マルメゾン創業者の大山栄蔵氏から洋菓子店「マルメゾン」を閉店することを機に、「店舗と厨房を地域の方々や今後の洋菓子界を担うパティシエの支援のために活用したい」と相談を受けた。

「アキサポ」がこれまで手掛けてきたシェアキッチンの経験と知見をこの場所で生かせると考え、「マルメゾン」の要素を全面に残しつつ、新たな地域コミュニティの場として菓子製造特化型のシェアキッチンとして再生することを提案、「Maison de labo MAL Fledge」が誕生した。

「Maison de labo MAL Fledge」の名称は、フランス語で「厨房」や「製作所」を表す「Maison de labo」と、「巣立ち」という意味をもつ「Fledge」に「マルメゾン」の「MAL」を加え、“「マルメゾン」の意志と歴史を継承したこの店舗から巣立っていく”という願いが込められている。

■次世代のパティシエの創業を支援する仕組み

菓子製造特化型シェアキッチンである「Maison de labo MAL Fledge」は、実店舗がないからこそ初期費用ゼロ円から始められる飲食創業を支援している。

シェアキッチンを利用することで、通常の飲食創業に対して、創業時に約90%近いコストダウンをすることができる。シェアキッチンの利用期間は、半日単位から半年以上の定期利用まで、希望に合わせて利用可能だ。

また、将来的な実店舗による開業へ向けての支援として、「Maison de labo MAL Fledge」の利用者が1Fにオープンした「TEA MAISON KoKoTTe」への卸販売ができる仕組みを設けており、テストマーケティングが可能な環境が整っている。

「TEA MAISON KoKoTe」は、「マルメゾン」が地域に根ざし、愛されてきた形を受け継げるよう、店名やファサードのデザインなどでカタチと記憶を継承し、紅茶を想起させるようなデザインコードを散りばめる事で、継続的に地域の方々に愛される店舗デザインを目指したという。

製菓業界での成功を目指す野心的なパティシエたちの創り出すスイーツと、本格的な紅茶が堪能できる空間。新たな伝統が生まれていきそうだ。

所在地:東京都世田谷区赤堤3-8-15

「Maison de labo MAL Fledge」
URL:https://www.malfledge.jp/

(冨田格)

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