光がゆらぐ空間で幻想に浸るインスタレーション『hex flat crystallized』展示開始
IGNITE / 2021年11月16日 20時0分
技術とアートのハイブリッドとも言える、幻想的な体験型イベントを紹介してみたい。
INTERSECT BY LEXUS – TOKYO(以下INTERSECT)は、11月11日(木)より、光が“ゆらぐ”空間の中で幻想に浸るインスタレーション『hex flat crystallized (ヘクスフラットクリスタライズド)』を1Fガレージとウインドウにて展示する。
この展示は、国内外の建築家・アーティストと組み、さまざまな展示や空間演出など手がけてきたアート・テクニカルディレクター遠藤豊氏監修のもと、日東電工が開発した最新の光制御技術「RAYCREA」を活用し、光の新たな表現の可能性を提示するインスタレーションだ。
■見る位置により光の様々な表情を見ることができる展示
1Fガレージの展示スペースでは、「RAYCREA」のフィルムを貼りつけた12枚の透明のアクリル板が結晶のように立ち並び、変形した六角形*を形成するように設置されている。アクリル板の端部にはLED光源が設置されており、点灯するとフィルムを貼りつけた部分が面として光と色を纏う。
見る位置により色が幾重にも折り重なって見え、見る角度により光の透過性も変化するため、多様な光と色の重なりにより、展示全体を通して光の様々な表情を見ることができる展示となっている。さらに音楽にあわせてLEDが点灯することにより光がまるでゆらいでいるかのように見え、幻想的な空間を作り出す。
1Fウインドウでは複数のアクリル板が色を纏いながら短冊のように重なり合い、多様な色を生み出すことで行き交う人々の目を引く展示となっている。
*:展示タイトルにもなっている『hex flat crystallized』の「hex」は、六角形(hexagon)に由来。
■RAYCREAが作りだす新たな光の表現が「希望の光」へ
本展示を監修する遠藤氏は次のようにコメントしている。
アートディレクター/テクニカルディレクター・遠藤豊氏
「パンデミックにより、平穏に続くと思っていた日常に大きな変化が訪れた。しかし、そういった大きな地球の有機的なリズムの中で人々は強く生き続け、自分の視点を見つけていっている。RAYCREAが作りだす新たな光の表現を用いた、光、色、音が重なりあう演出により、視覚的安定と有機的な不安定さが交雑する幻想的な空間を表現する。それが希望の光に繋がればと考えています」
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