夏シーズンの大人の休日の過ごし方|東京都内で優雅にアートを楽しめるスポット3選
IGNITE / 2022年7月17日 12時0分
暑い夏に、屋外散策はしんどい……。そんな時は、冷房の効いた会場でアート鑑賞を楽しんでみては。今回は、7月〜9月に都内で開催されるアートイベントを紹介。各人・団体の個性が垣間見える作品を目にし、アートに関する教養を深めてみては。
<表参道>スラム街の子どもたちによる写真がアートに!表参道では、アフリカ・ルワンダのスラム街に暮らす子どもたちが撮影した写真作品や、それらにアーティストたちがインスパイアされた作品を展示する「写ルン族Exhibition Tour “共鳴”表参道展」を7月23日(土)まで開催中。
「写ルンです」プロジェクトは、100台のレンズ付きフイルム「写ルンです」をルワンダの子どもたちに届けたところからスタートした。作品が撮影された写真フイルムは買い取り、ルワンダの人たちへ生活費を渡すことで支援を行う。
また、国内外のアーティストにこれらの写真を題材としたコラボ作品の制作を依頼することで、表現の場を創出。同展の出展者には、写真家の香川智彦氏、ファッションデザイナー・コシノヒロコ氏をはじめ、幅広い分野のアーティストが揃っている。
写ルン族 Exhibition Tour “共鳴” 表参道展
会期:開催中〜7月23日(土)
開場時間:13時より20時
会場:5450 THE GALLERY
所在地:東京都港区南青山5-4-50 2F
入場料:無料
六本木では、イスラエル出身のニール・ホッド氏による個展「Echo of Memories」が8月下旬まで開催中だ。
installation view at GAVLAK Palm Beach, Exile, 2022
本展のタイトルにもある「エコー(Echo)」は、古代ギリシアにおいて、“山や谷での音の反響は、木の妖精であるエーコーが返事をしたものだ”と考えたことから由来する。
ホッド氏の作り出すクローム絵画も同様に、その鏡面性をもった表面特性から、環境や鑑賞者を絵画の世界に取り込み、終わりのない反響の中へと思考を連れ込む。
ニール・ホッド《The Love Story of Young Helena》2022
抽象画のようなキャンバスには様々な化合物が加えられ、その化学反応によって色彩層を劣化させている。まるで絵を破壊しているかのような驚きの工程だが、ホッド氏はその中から光の輝きをすくい上げることで、絵画に神秘的な魅力を作り出す。
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