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販売台数が過去最高だったBMWの「気になるあの1台」とは?【BMW 2014年のまとめ・後編】

IGNITE / 2015年1月16日 9時45分

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2014年の世界販売台数が200万台を超えたBMW、高級車メーカーではトップの座を維持した。クリーンディーゼル、アクティブハイブリットといったモデルを積極的に展開しながらも、EV(電気自動車)のBMWiシリーズを発売、時代が求める環境性能に合致したモデルを全方位的に拡充している。同時に高性能モデル「M]に関しても積極的に新型車を投入、スポーツマインドあふれるクルマ作りも忘れていない。 「ゼロ・エミッション」のiシリーズとスポーツモデル「M」、この特徴的な2つのシリーズを比べながらBMWのマインドに触れてみよう。 「M」と「i」、2014年のBMWではこのキーワードも欠かせない。 まずは「M」。今回で5世代目となる新型「M3セダン」と、M3クーペの後継として新たな称号を得た新型「M4クーペ」は、BMWの真髄である“走る歓び”に溢れたモデルだ。 搭載するエンジンは先代の4.0リッターV8から、ダウンサイジング型の3.0リッター直6へと換装。絹のような滑らかな吹け上がりから“シルキーシックス”としばしば表現される直6エンジンへと回帰したことは、ファンにとっても嬉しいニュースに違いない。 排気量は小さくなったとはいえ、最高出力は先代から10psアップの430ps、そして最大トルクは実に150Nmアップの550Nmをわずか1850rpmという低回転域から発生する。 暴力的ともいえる爆発的な加速を味わえることは言わずもがな。持てるポテンシャルのすべてを解き放つには、サーキットなどに持ち込むほかはないだろう。 トランスミッションは超速シフトを実現する7速M DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のほか、「M4クーペ」には6速MTも設定される。 見るからに低重心のボディは、CFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)やアルミ素材を多用することによって、先代から約80kgのダイエットに成功している。その軽さが走りをさらに研ぎ澄ませたものにしているのだ。 価格はM3セダンが1104万円、M4クーペが1126万円と1075万円(6速MT)。 ふたつ目のキーワード「i」は、ご存じの通り、BMWが次世代モビリティの象徴として新たに立ち上げたサブブランドのこと。 その第一弾であるピュアEV「i3」とプラグインハイブリッド・スポーツの「i8」の納車がいよいよスタートしたのだ。 「i」にかけるBMWの想いは果てしなく強く、その本気度は200%以上だ。BMWは「i」のために風力や水力発電をメインとした新工場を建設するなど、開発・生産~利用、リサイクルに至るまで、クルマのライフサイクル全体で再生可能なエネルギーにシフトする道筋を描いている。 まさにBMWの威信とモビリティの未来をかけた壮大なプロジェクトなのだ。 想いの強さはそのデザインにも表れている。他ブランドがEVやPHVをフツーのクルマっぽく仕上げているのに対し、BMWのアプローチは180°異なり、まるで未来からやってきたクルマを見ているかのような錯覚を起こさせる。 シャシーには量産車として初めてCFRPを用いている。 ピュアEVの「i3(499万円)」は、RRレイアウトと強力なモーターによる走りが愉しい。また、アクセルから足を離していくと強めの回生ブレーキがかかるため、ブレーキをほとんど使わない“ワンペダル・ドライブ”という新感覚も味わえる。 航続距離は1回の充電で約130km~最大200km。発電用の2気筒エンジンを積んだレンジエクステンダー仕様(546万円)を選べば、約300kmを無充電で走ることができる。 未来のスポーツカー「i8(1917万円)」は、コンセプトカーがそのまま市販車になったかのような佇まいで登場した。 1.5リッター直3ターボ+モーターはシステム合計で362ps/570Nmを発生し、0-100km/h加速は4.4秒をマーク。 100km走るのに必要な燃料は、わずか2.5Lだ。試乗の機会はまだ訪れていないが、2015年こそはそのドライブフィールを味わってみたいと思っている。

未体験の加速フィールを体感したいあなたには・・・ (zlatan)

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