ビールの空瓶がクリエイティブな器に再生!徳島県上勝町のブルワリー「RISE & WIN」で作品を展示販売
IGNITE / 2024年1月4日 20時0分
日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った、徳島県上勝町に拠点を構えるブルワリー「RISE & WIN Brewing Co.(ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー)」は、長野県に拠点を構える硝子工房「STUDIO PREPA(スタジオプレパ)」と協力し、使い終わったビールの空瓶を、新たな器に再生するプロジェクトを開始した。
現在、1月31日(水)まで「RISE & WIN上勝店」にて、空瓶回収と「STUDIO PREPA × RISE & WIN 硝子展」を開催中だ。
ゼロ・ウェイスト活動をするビール醸造所「RISE & WIN Brewing Co.」では、美味しいクラフトビールを仲間とカジュアルに楽しむ、ただそれだけで上勝の美しい環境を守り、社会課題を知る小さなきっかけとなる心地良い循環を目指している。
そんな同ブルワリーでは、ビールの製造過程で排出される副産物のモルトかすをごみにせず、微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造している。
長野の吹きガラス工房「STUDIO PREPA」は、長野県に拠点を構えており、平勝久氏・平瑞穂氏の2人で営む吹きガラス工房だ。
確かな技術と細やかな感覚で、デザインから製作まで、全ての行程を自らの手で行う。器はどれも至ってシンプルで、物の形、機能や素材感を素直に表している。
ビール瓶を再生した、暮らしを彩る硝子作品上勝町は、2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至る。
同ブルワリーでも、容器包装に対する新たな取り組みとして、「ビール瓶」を新たな器として再生するプロジェクトを始めた。
カミカツビールと空瓶同ブルワリーでは年間に約80klのビールを製造しており、そのうち硝子瓶を使った製品はおよそ10万本ほどになる。
そこで、硝子という素材に向き合い、限りある資源を無駄にすることなく循環するものづくりを大切にしている「STUDIO PREPA」の協力の下、使い終わった同ブルワリーのビール瓶を回収して炉で溶かし、グラスやボウル、ランプシェードなど、暮らしを彩る作品を制作した。これらの作品は「RISE & WIN上勝店」内にて、展示販売する。
また、同店にて「KAMIKATZビール」の空瓶を回収するキャンペーンも行う。
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