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建築としても注目したい!4月にリニューアルオープンする「大阪市立東洋陶磁美術館」

IGNITE / 2024年2月15日 14時0分

建築としても注目したい!4月にリニューアルオープンする「大阪市立東洋陶磁美術館」

2022年の2月からエントランス棟の増築工事を実施してきた「大阪市立東洋陶磁美術館」が、いよいよ4月12日(金)に、リニューアルオープンすることとなった。

中之島公園との一体感がある建物や、新たにオープンしたカフェなど、建築物の面白さを感じながら、都会の中のオアシスでくつろぐことができる新たな面にも注目したい。

©岡本公二

世界的な東洋陶磁のコレクションを誇る美術館

「大阪市立東洋陶磁美術館」は、日本のほかに、中国、韓国、ペルシアの陶磁器などを収蔵。東洋陶磁のコレクションについては世界最大級の美術館だ。

今回の改修では、より多くの市民や利用者に親しまれ、さまざまな人々とつながる美術館に生まれ変わることを目指し、エントランスホールの増改築を行い、カフェを新しくオープンする。

また、リニューアルオープン記念特別展として、「シン・東洋陶磁‐MOCOコレクション」も開催する予定となっている。

©岡本公二

開放的なガラス空間

同館の新エントランスは、高さ約7mのガラスに囲まれた建物になっている。四隅には柱がなく、中央にある曲面のコンクリート壁が薄い屋根を支えている。

ガラスとガラスとの間には金属の細い部材があるが、これはマリオンと呼ばれる縦枠だ。マリオンを屋根と床面の間に取り付けた後、上下に引っ張る力を加えて、屋根の変形をおさえている。その後、厚さ19mmのガラスをはめ込んだ。

©岡本公二

あまり例のないこの構造を採用することで、エントランスには透明なガラスによる開放感を作り出すことができ、中之島公園と同館との一体感を演出することができた。

そして、中央にある曲面のコンクリート壁に取り付けられた階段を上って2階に上がると、「大阪市中央公会堂」や土佐堀川沿いの建築群を見ながら、本館の展覧会場に向かうようになっている。

©岡本公二

中之島にとけこんだ都会のオアシスとしてのカフェ

同館には、全面ガラスのホワイトを基調とした、シンプルなイメージのカフェが新しくオープンする。

「大阪市中央公会堂」や堂島川を見渡せる明るさと心地よい開放感あふれる空間は、美術鑑賞の後にほっと一息するのにピッタリだ。

現在、同館の館蔵品をモチーフにしたノンアルコールカクテルやケーキなど、華やかで映えるメニューも鋭意開発中だという。

©岡本公二

美術館ならではのお土産

美術館のお楽しみのひとつ、ミュージアムショップではオリジナルグッズを販売する。

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