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名建築が並ぶ西本願寺。通常非公開の重要文化財「経蔵」の内部が見られる特別公開を実施

IGNITE / 2024年8月31日 21時10分

名建築が並ぶ西本願寺。通常非公開の重要文化財「経蔵」の内部が見られる特別公開を実施

西本願寺は、8月1日(木)~9月7日(土)の期間に行われる「下京・京都駅前サマーフェスタ2024」の西本願寺エリアのイベントの一つとして、通常非公開の重要文化財「経蔵(きょうぞう)」の特別公開を実施する。

公開日は、9月7日(土)の1日のみ。普段は見ることができない、貴重な重要文化財の内部を拝観できる機会が訪れた。

国宝・重文を多数有する浄土真宗本願寺派本山

浄土真宗本願寺派本山で、龍谷山と号する西本願寺。同寺は、1602年に本願寺第12世・教如上人が、徳川家康から烏丸七条に寺地を寄進され、その翌年に御堂を建立。

これが大谷派本願寺の起源となり、この時から本願寺が西と東に分立した。境内には、御影堂・阿弥陀堂・飛雲閣・唐門・書院・北能舞台などの国宝建築がある他、総門・経蔵など多数の重要文化財を有することでも知られる名刹だ。

貴重な重要文化財・経蔵の内部が見られる機会が到来

西本願寺が、「下京・京都駅前サマーフェスタ2024」の一環として特別公開する「経蔵」は、通常は内部の拝観ができない重要文化財だ。そんな経蔵の内部が、9月7日(土)に特別に公開される。

誰もが気になるであろう「経蔵」の中には、3代将軍・徳川家光の帰依を受けた天海僧正が刊行した『大蔵経(一切経)』が収められている。これは、江戸幕府の要請と第13代宗主良如上人の希望により、1648年9月に銀27貫目・現代の3,375万円ほどで購入されたものだ。

江戸から京都に送られた『大蔵経』は、本願寺へ到着したものの、良如上人の時には収める経蔵を建てることができなかったようで、第14代宗主寂如上人に建立の意志を託され、1678年に工事が完了した。

経蔵の中は、八角形の回転式の書架で、各面の引き出し式書棚の中に経典が収納されている。

書架を提案したとされる中国の双林大士傅翕(そうりんだいしふきゅう)の木造、壁に飾られた伊万里焼の腰瓦(こしがわら)などの見所がある。

その他、9月7日(土)特別公開日限定で、お西さん(西本願寺)の公式X・Instagramのどちらかをフォロー、公式XリポストまたはInstagramいいね!の画面を、経蔵の近くにいる係員に示すと「本願寺オリジナルハンカチ」あるいは「飛雲閣ペーパークラフト」を貰えるという嬉しい企画もある。但し、同プレゼントは、先着50名・1名につき1つなので注意しよう。

西本願寺に参詣した折、いつも扉が閉まっている経蔵の中が気になる人は多いのでは。貴重な重要文化財の内部を拝観できるこの機会、寺社ファンはもとより、京都ファンも見逃す手はないだろう。

特別公開 重要文化財「経蔵」
日時:9月7日(土)10時30分~15時
料金:入場無料 ※申し込み不要
場所:西本願寺経蔵
所在地:京都府京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
公式サイト:https://www.hongwanji.kyoto/topics/001811.html

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000110086.html

(高野晃彰)

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