フォルクスワーゲンの「裏の顔」 ゴルフ史上、最強のステーションワゴンが登場

フォルクスワーゲン（VW）というと、「質実剛健」「シンプル」「コンサバ」といったイメージが強いかもしれないが、その一方では「エモーショナル」「過激」といった側面も持ち合わせている。

そんな“裏の顔”を前面に押しだしたモデルが日本で発売された。ゴルフ史上最強のステーションワゴン「ゴルフ R ヴァリアント」のことである。

去る5月16日、お台場で開催された「VWフェスタ2015」の会場において、「ゴルフ R ヴァリアント」がサプライズで披露された。価格は559万円で、導入記念の「ローンチエディション（581万8,000円・100台限定）」とともに、6月からデリバリーが始まる。

「ゴルフ R ヴァリアント」は、VWのスポーツモデルを専門に手がけるVW R GmbH社による高性能バージョン。最高出力280ps／最大トルク380Nmを発生する2.0リッター直4ターボと、超速シフトを実現する6速DSGの組み合わせによって、ステーションワゴンらしからぬ加速や走りを堪能できる。

足回りはフルタイム4WDシステムの「4MOTION」と、20mmローダウンしたR専用のスポーツサスペンションで武装。春夏秋冬、サーキットから雪道まで、季節やシチュエーションを選ばないオールラウンドな性能を発揮する。

内外装は、さりげないながらもポテンシャルの高さが十分に伝わる仕立て。R専用デザインの前後バンパーやリアスポイラー、デュアル・ツインエキゾーストパイプ、スポーツ・レザーシートなどが装着されたほか、随所で「R」のバッジが燦然と輝いている。

安全装備の充実ぶりは、いかにもVWらしい。緊急時の自動ブレーキやレーンキープアシスト、9エアバッグなどはもちろん、新たに「ブラインド・スポット・ディテクション（後方死角検知機能）」と「リアトラフィック・アラート（後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能）」が標準装備された。

ラゲッジルームの積載量は、後席乗車時の605L～最大1,620Lまで広がる。晴れた日には、海や山に飛び出したくなる季節。ゴルフ史上最強のステーションワゴンに乗って、速くて「ゴキゲン♪」なドライブを愉しんでみてはいかがだろうか。

（zlatan）

写真：フォルクスワーゲン グループ ジャパン