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泊まらなければ出逢えない伊勢── 「いにしえの宿 伊久」

IGNITE / 2015年6月9日 21時36分

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平成25年秋、20年に1度執り行われる「式年遷宮」のニュースがメディアを賑やかしたことは記憶に新しい。

「お伊勢さん」と親しまれている伊勢神宮は「豊受大神宮」(外宮)と「皇大神宮」(内宮)を中心に数多くの別宮、摂社、末社、所官社、合わせて125社の総称である。

今回その伊勢神宮を参拝する機会が訪れた。

神宮を参拝して気づいたのは参拝者が鳥居の前で立ち止まり一礼してから足を踏み入れるという光景。しかもその多くが若者である。日本古来の礼儀作法をテレビなどで紹介していることによるのであろうが、ここまで浸透しているとは驚きだ。

このまま伊勢神宮について書いてしまいそうになるが、話を本題の「伊久」に移そう。

「泊まらなければ出逢えない伊勢もある」、そんなコンセプトを掲げる温泉旅館が「いにしえの宿 伊久」である。

内宮からほど近くおかげ横丁まで歩いて十数分というまさにお膝元。お伊勢参りにはとても便利な場所に建っている。宿に荷物を預け、内宮参拝やおかげ横丁を楽しむにはもってこいの立地だ。

客室すべてに露天風呂という贅沢

宿は4階建てで客室は58室。客室すべてに露天風呂が付いている。その露天風呂からの眺めは緑濃い森だ。この豊かな杜が内宮へと続いている。

部屋風呂は沸かし湯であるが、大浴場は一部を除き天然温泉である。今回のたびの目的は温泉目当てではないので端折らせていただくが、大浴場は檜風呂「社(やしろ)の湯」と石造りの大浴場「森の湯」のふたつ。

貸切露天風呂も4つあり風呂三昧も楽しめる。全室露天風呂付ということもあり、混み合うこともなく、貸切湯も待つことなく拝借できた。

嬉しいのは大浴場の湯上り処に夕方は「アイスキャンデー」、朝は「牛乳」がいただけることだ。もれなく筆者も御相伴に与かる。

変わった夕食のスタイルを愉しむ

さて、宿でのもうひとつの愉しみは食事である。

チェックインの際に夕食の時間を選択するのだが、17時半からか20時からだという。いつも宿での夕食は18時半ごろを希望するので、提案の時刻は早すぎるし遅すぎる。18時ころの時間帯は満席ですか、と尋ねると、なんと2部制だという。よくよく訊くと希望者には22時から夜鳴きそばが、18時から天むすがいただけるそうだ。小食の筆者はどちらも恩恵を受けなかったが、なかなか行き届いたサービスだ。

そんな訳で17時半からの早い夕食となった。食事会場は「お食事処 祥山」にて。和会席であるが珍しくプリフィックスメニューとなっている。伊勢の食材である伊勢海老や松坂牛を使用した食事はもちろんおいしくいただいた。

そのほかにも食事に関してのサービスがある。伊勢神宮の開門にあわせ参拝されるゲストも多いのであろう。

「早朝参り」をする客人のために早朝4時半からの軽食の提供がある。実に心憎い演出だ。「いにしえの宿 伊久」ならではのおもてなしの片鱗を垣間見た。

(小椚 萌香)

住所:三重県伊勢市宇治館町字岩井田山679-2
電話:0596-20-3777
サイト:【公式】 いにしえの宿 伊久(いきゅう)

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