1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

期待を超えるおもてなし! 信州・上諏訪温泉の小さな民宿「清川荘」を訪ねて

IGNITE / 2015年7月23日 12時6分

写真

信州一大きな湖、諏訪湖。その周辺には諏訪大社や諏訪湖間欠泉センターなど観光地スポットも多く、東京からJR線の特急で上諏訪まで2時間15分という距離のため関東からの観光客が多く訪れる場所である。

諏訪湖周辺の宿の規模は大から小までさまざまであるが、今回はちょっと趣向を変えてリーズナブルに泊まれる小さな民宿「清川荘」を紹介したい。

「清川荘」の部屋数は全8室、収容人数は20人という規模だ。到着すると木造2階建て、玄関の脇に数台の駐車スペースがあり、親戚宅にやってきた感じだ。木枠の引き戸をカラカラと開けるとすぐにフロントがあるが誰もいない。

再び玄関を出てインターホンで到着の旨を告げると、奥から宿の女将が慌てて迎えてくれた。夕刻遅めの到着と伝えてあったから少々早く着きすぎたかもしれない。

食堂と大浴場の案内をしていただき、2階の和室に通される。床の間とトイレ、洗面所、押入れと簡素だが清潔な部屋である。窓の障子を開けると街中である。視線を少し遠くに移すと建物の間から小さく城が見える。高島城だ。

清川荘の大浴場は大小ふたつ。混雑時でなければ自由に貸切で使用できるシステムである。このお湯が温泉でしかも源泉掛け流しなのである。上諏訪温泉では規模の大きなホテルや旅館では真似できない、小さな宿だからこそのメリットだ。

大きいほうの風呂を拝借する。蛇口から出しっぱなしの温泉が浴槽の淵からもったいないほど流れている。洗い場で体を流し、少々熱めなので湯をかき混ぜてから、ザブンと湯船に身を投じる。自分の体積分の温泉がざぶー、と流れる。いや~、これは極楽。

リーズナブルな料金のためビジネス使いで利用される方も多いらしいが、この温泉に浸かれるとはなんとも贅沢な出張だ。

湯上りに冷茶が用意されているのも嬉しい。

翌朝、朝食をいただきに食事処へ向かう。民宿なのでちょっとしたサラダ、干物、卵焼き、ご飯、味噌汁、香の物、それにフルーツが少々か……。

食事処の扉を開けると、「やられた!」。パーテーションで区切られたテーブルの上には、焼き魚はじめ、小鉢がずらりと並んでいる。ご飯とお味噌汁は各自でよそうのだが、なかなかどうして手の込んだ料理の品々である。セルフの牛乳とジュース、ホットコーヒーも用意されていた。

温泉だけを期待して(失礼!)お邪魔したのだが、朝食が期待以上。いい一日の始まりを提供していただいた。アットホームな民宿の宿泊もなかなか気持ちがいい。

高くて良いは当たり前。安くて良い、素敵な宿との出会いに心踊る日となった。

住所:長野県諏訪市湖岸通り5-20-10
電話:0266-52-0120
サイト:諏訪湖 上諏訪温泉 純和風旅館【清川荘】

(小椚 萌香)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください