音にこだわる男に、AVアンプの最進化形「マランツ NR1606」
IGNITE / 2015年8月11日 12時36分

90年代に一大ブームとなったが、現在は鳴りを潜めているホームシアターシステム。しかし、数多の現代ソースを一手に引き受けてくれるマランツ「NR1606」 の登場により、新たなトレンドとなるかもしれない。
NR1606はマランツの薄型AVアンプNRシリーズを冠に抱く最新モデルだ。高さ105mmではあるが、そのスペックはハイエンド級と言っていいだろう。
薄型AVアンプはスタイル優先のモデルが多く、本格派がハマるには機能的に今ひとつというモデルが多かった。しかし、NR1606は違う。
骨格となるアンプ部はディスクリート構成の7チャンネル。出力段が各チャンネルごとに独立した半導体を使った回路を持っており、セパレーションに優れる。
映画館の音場をリアルに再現するDolby Atmosにも対応。5.1.2chという、天井にも2台のスピーカーを配置してセンター、フロントLR、リアLR、サブウーファー(アクティブ型)の8台のスピーカーで、球状のサウンドステージを作り出せる。
スピーカーの天井設置はかなりのハードルとなるが、音の発生源がリビング全体を、上空にまで動き回る世界は圧倒的な説得力を持つ。
HDMI端子は入力8、出力1。全ポートがHDCP 2.2に対応しており、4K/60pの入力信号も受け止める。簡単に言ってしまえば、4K放送のチューナーからの映像信号をフルスペックなままTVに送り込める設計だ。
HDRソースにも、広色域なBT.2020のパススルーにも対応している。メーカーからの情報開示こそないが、4月に発表されたばかりのHDMI 2.0aもサポートしているということになるし、今後の展開が期待されるULTRA HD BLU-RAY(4K Blu-ray)もカバーするスペックだ。
SDやHDソースを4Kクオリティにするアップスケーラーも搭載する。
ハイレゾリューションサウンドを心ゆくまで楽しむそして、有線LANもしくはWi-Fiで、DLNA 1.5のネットワークオーディオ機能も使える。対応フォーマットはDSD2.8、PCM(WAV、FLAC、AIFF)192kHz/24bit、Apple Lossless(ALAC)96kHz/24bitなど。
AirPlayでiPhone、iPad、BluetoothでAndroid端末との連携も行える。1万8,000局のインターネットラジオ受信機能も持つ。
至れり尽くせりというか、2015年夏の時点でこれ以上のスペックが必要なのかと思えるほどの完成度。映画が好きでブルーレイソフトをコレクションしている人も、PCに保存したハイレゾサウンドをメインスピーカーで楽しみたい人にとっても、買いのAVアンプだ。
(武者 良太)
*マランツ スリムデザインAVアンプ「NR1606」を発売
この記事に関連するニュース
-
ヤマハがDolby Atmos対応のバースピーカー発売 ネットワーク機能、 Bluetooth も搭載
OVO [オーヴォ] / 2023年11月29日 12時33分
-
オノ セイゲンPresents<映画の聴き方> Vol2. 映画館の音環境について
映画.com / 2023年11月19日 10時0分
-
3次元音場フォーマット「Dolby Atmos(R)」対応。 ネットワーク機能も搭載し、映像・音楽コンテンツを存分に楽しめる ヤマハ サウンドバー『SR-X40A』
PR TIMES / 2023年11月16日 17時45分
-
シャープ、約3万円で立体音響を手軽に楽しむ新サウンドバー - 幅52cmで上向きユニット搭載
マイナビニュース / 2023年11月14日 11時0分
-
IMAX Enhanced対応のPHILIPSサウンドバー「Philips Fidelio FB1」、次世代型ショールーム「蔦屋家電+」で展示スタート!
PR TIMES / 2023年11月6日 17時45分
ランキング
-
1「ホロライブ公式ファンクラブ」がサービス終了へ 理由は「諸般の事情」
ITmedia NEWS / 2023年11月30日 19時38分
-
2ワンコ大好きなインコに“恋がたき”登場で174万再生! まさかの展開に困惑するワンコに「爆笑w」「ダブルだw」
ねとらぼ / 2023年12月1日 7時30分
-
3中学生YouTuber「ちょんまげ小僧」がCM初出演! おなじみの“ひき肉ポーズ”で「スマホデビュー1年生」をアピール
ねとらぼ / 2023年12月1日 0時0分
-
4VTuber事務所「ライヴラリ」、所属タレント全員活動終了 最後の1人、餅月ひまりさんとは弁護士を介してやりとりする状況
ねとらぼ / 2023年11月30日 22時52分
-
5Googleマップの新デザイン、見慣れました? 元デザイナーは苦言を呈しているが、アクセシビリティーの観点からメリットもありそう
ITmedia Mobile / 2023年12月1日 14時10分
記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
