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錦絵の中に迷い込む。秋の嵐山、嵯峨野で紅葉を堪能しよう

IGNITE / 2016年10月25日 7時30分

写真

朝夕の冷え込みでじわじわと紅葉シーズンが近づいてきた。

紅葉がみごとなスポットは日本全国にさまざまあるが、日中の寒暖の差の大きい京都での紅葉も見逃せない。

阪急嵐山駅で下車すると、すぐに街路樹として植えてあるもみじが赤く染まり観光客を迎える。ここでシャッターを切る観光客も見受けられるが、その先の錦に染まる風景の前座と気づくのも時間の問題だ。

渡月橋から見る山の色付きはじめた木々は、やがてもっと燃える色が多くなるだろう。

渡月橋を渡り、世界遺産・天龍寺へ向かう。参道の紅葉は朱色が勝り、まさに錦絵の中に迷い込んだよう。

嵐山・亀山を借景にした回遊式の曹源池庭園は、日本で最初の史跡・特別名勝に指定された。

四季折々に美しいが、この時季は曹源池に写る紅葉が特に素晴らしく立ち止まりしばし眺める。

嵯峨野の竹林の中にある縁結びの神社「野宮(ののみや)神社」。

樹皮のついたままの珍しい黒木鳥居と小柴垣がいにしえの趣きをにじませる。鳥居をくぐり境内に入ると覆いかぶさるような紅葉が鮮やか。

美しく密集して生えそろう「野宮じゅうたん苔」の緑に、はらりと落ちるもみじが散る様は美術品のように美しい。

清々しい竹林の道を常寂光寺(じょうじゃっこうじ)へと歩を進める。常寂光寺の境内ももみじが多く紅葉のスポットとしてお勧めである。

二尊院、清凉寺、祇王寺と巡り、化野(あだしの)念仏寺へ。

石仏・石塔群周辺の紅葉が竹林や苔の緑と対照的に美しく見える。

さらに坂を上ってしばらく行くと愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)に到着する。観光客もまばらで穴場のスポットだ。

清凉寺霊宝館は、11月30日まで秋期特別公開を行っている。

嵯峨野観光鉄道ではライトアップを行い、午後5時7分発トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅を往復する臨時列車を12月6日まで運行する。

そぞろ歩きにも涼やかでいい季節、紅葉の嵐山・嵯峨野の幻想的な風景を愉しんではいかがだろう。

(小椚萌香)

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