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映像を通じて現代社会を考えるアートフェス「恵比寿映像祭」開催

IGNITE / 2017年1月30日 12時0分

写真

立春を過ぎたとはいえまだ厳しい寒さが続き、部屋にこもりがちという人も多い今日この頃。だが寒さに負けず、新しい刺激を受けにぜひ出かけてみてほしいおすすめのアートフェスが東京・恵比寿で開催される。

恵比寿映像祭は、展示や上映、ライブイベント、トークセッションなどの複合的プログラムを通して、映像分野における創造活動の活性化と、優れた映像表現やメディアの発展を目指すフェスティバル。

2月10日(金)~2月26日(日)、東京・恵比寿の東京都写真美術館、日仏会館などを会場に開催される。

9回目となる今回の総合テーマは「マルチプルな未来(Multiple Future)」。SNSをはじめインターネット技術の発達により複数の他者と同時に接続可能となった現代社会において、映像の特質や映像の発達が個人や社会にもたらした変化について考える、というもの。

恵比寿周辺の複数の会場では、日本はもちろん世界各地で活躍する気鋭のアーティストたちが作品を披露。

ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ《そこはそこにない》2015、シングルチャンネル・ヴィデオ、作家蔵 courtesy of Anna Schwartz Gallery, Melbourne

昨年9月にリニューアルオープンしたばかりの東京都写真美術館では、全館を使った数々のプログラムが予定されている。大型スクリーンが設置された2階ロビーでは、ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノの映像作品《そこはそこにない》が展示され、関連パフォーマンスによるダイナミックな空間表現が繰り広げられる。

金氏徹平《White Discharge(公園)》(オフサイト展示に向けた新作のイメージ)2016

恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場では、舞台や音楽、文学などの分野で、マルチな活動を展開する金氏徹平が自身初の屋外大型作品を展示。

フィオナ・タン《歴史の未来》2015

また、この展覧会を楽しむ上で押さえておきたい視点の一つが、現代社会のなかでの「わたし」というアイデンティティ。

現代美術作家のフィオナ・タンは、初の長編劇映画『歴史の未来』で、記憶を失った主人公の旅を辿りながら、危機に揺れる西欧の混沌とした現在を描き出す。

作品展示だけでなく、レクチャーやシンポジウムも開かれ、作品やその背景についても深く知ることができる恵比寿映像祭。週末の予定にぜひ加えてみてほしい。

◼︎第9回恵比寿映像祭 マルチプルな未来
Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2017: Multiple Future
会期:2017年2月10日(金)~2月26日(日) ※月曜休館
時間:10:00~20:00(最終日は18:00まで)
会場:東京都写真美術館/日仏会館/ザ・ガーデンルーム/恵比寿ガーデンプレイス センター広場/地域連携各所 ほか
料金:入場無料 ※定員制のプログラム(上映、ライヴ、レクチャーなど)は有料
公式HP:www.yebizo.com

(y.kometani)

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