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昭和レトロな雰囲気を今に残す、源泉かけ流しの宿「白浜館」

IGNITE / 2017年5月31日 22時0分

昭和レトロな雰囲気を今に残す、源泉かけ流しの宿「白浜館」

和歌山県南西部の海岸沿いにある南紀白浜温泉。

近くには「千畳敷」や「三段壁」などの景勝地や「アドベンチャーワールド」、「白浜エネルギーランド」などのテーマパークも建ち、大人から子どもまで楽しめる温暖な観光地だ。

今回は白良浜(しららはま)から30秒の場所に建つ「白浜館」を紹介しよう。

部屋数は全53室。14タイプの温泉露天風呂付き客室や足湯付き客室、白良浜を眺められる客室、特別室、離れなどゲストのニーズにあった部屋を用意。

宿泊した部屋は源泉かけ流しの温泉露天風呂付きの「常盤」の間。

外観からして想像に難くない昭和レトロな部屋ではあるがすっきりとして落ち着く和室。坪庭のようなこぢんまりとした場所に石造りの露天風呂に温泉がかけ流しに。

部屋に案内されるとお茶の接待があり、お茶菓子は紀州銘菓の「かげろう」。表面のサクサクと中のしっとりした柔らかい生地に甘さ控えめのクリームがサンドされた洋菓子。1度食べると癖になる素朴な美味しさ。

大浴場もすべての浴槽が源泉かけ流しの温泉。ノスタルジー漂う大浴場は24時間入浴可能。内湯と岩風呂の露天風呂、紀州ならではの梅樽を使用した露天風呂もある。

館内には宿泊者専用の足湯処も。

露天風呂付きの部屋では夕食は部屋食で提供される。

食前酒の梅酒、ホタルイカの酢味噌和えなどの先付けに続き、生雲丹や新鮮な烏賊のお造り。

穴子押し寿司、国産牛の牛乳しゃぶしゃぶ、鮑と貝柱・アスパラガスのバター焼き、くえ唐揚げと海老天婦羅、酢の物など会席仕立ての料理が運ばれる。

〆の食事はしらすがたっぷりの釜飯。炊き上がりに蓋をあけるとふっくらしたしらすと磯の香りが食欲をそそる。

朝食はレストラン「ブーゲンビリア」に一般的な旅館の和朝食を用意。

サラダにパイナップルやグレープフルーツのトッピングが南国らしい。

食事会場では小さなお子さんや赤ちゃん連れの家族もいらっしゃり、泣き始めた赤ちゃんをスタッフの方がしばらく抱っこしてあやしてくれてお母さんは大変ありがたがっていたようす。

同席の方も居合わせたゲストも一様にほっこりさせていただいた。

白浜館の前の道路を渡ると白い砂浜が美しい白良浜海水浴場。温暖な海では黒潮に乗ってきたカラフルな熱帯魚が見られるかもしれない。

昭和レトロな雰囲気を今に残す白浜館でゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがだろう。

住所:和歌山県西牟婁郡白浜町白良浜1379

白浜館 公式サイトhttp://shirahamakan.com

(小椚萌香)

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