好調が続くiPhone4S、売り場の反応は?--ビックカメラ有楽町店に聞く【インターネットコム】

インフォシーク / 2012年7月18日 11時1分

ビックカメラの店頭に並ぶiPhone4S

各社からスマートフォンの夏モデルが相次いで発売され、いよいよ携帯電話業界の夏商戦が本格化してきた。多彩なラインナップを用意したNTTドコモ、顧客満足度の高いサービスや割引プランでMNP(ナンバーポータビリティ)9か月連続首位を走るKDDI、プラチナバンドの開始を控えるソフトバンクモバイルと、携帯電話3社の競争は激しさを増すばかりだが、一方で大きく分けてGoogleの「Android」、AppleのiPhoneに搭載されている「iOS」という二大スマートフォンOSのシェア争いも激しくなっている。

夏モデルとして数多くのAndroidスマートフォンがラインナップされ、また“次期iPhone”が秋に発表されるのではとの見方が強まるなか、「iPhone4S」は現在も販売数ランキングなどで上位を走り続けており、人気の衰えを感じさせない強さを見せる。では、この「iPhone4S」に対する現在の売り場の反響はどのようなものだろうか。平日にも関わらず多くの来店客で賑わう、ビックカメラ有楽町店携帯電話コーナー主任の石川祐司さんにお話をお伺いした。

●Androidの多彩なラインナップをもってしても衰えない“iPhone人気”

まずは、ずばりiPhone4Sに対する来店客の反応を尋ねてみた。既に売り場には多彩なAndroidスマートフォンがラインナップされているが、iPhone4Sに対する来店客の関心は依然として高く、また販売数も夏商戦に入り大きく伸びているという。

「昨年の発売開始以降、人気はずっと続いて衰えは感じない。今までのiPhoneシリーズの中で最も売れていると感じている」と石川さんは息の長い人気を評価。客層は、有楽町という店舗の立地もありビジネスパーソンが中心だが、年配者、若者の購入者も増えつつあるという。「iPhoneを購入する人はあまりAndroidと迷わない。いわゆる"指名買い"をする人が多い」(石川さん)。

そして、iPhone4Sを発売するauとソフトバンクモバイルの両社は、現在それぞれで販売促進のための大規模なキャンペーンを開始しており、熾烈な戦いとなっている。これらも来店客の関心を高めている要因だという。中でも、TV-CMをオンエアしているのauが開始した「WEARE!auでiPhoneキャンペーン」はMNPでの新規契約や、機種変更でもキャッシュバックするとあって、高い注目を集めているそうだ。「夏のキャンペーンや『auスマートバリュー』などの割引プランの効果が大きい。今まで購入時期を見計らっていた人の背中を押す施策になっているようで、販売の伸びも好調だ」(石川さん)。

●iPhoneが選ばれる理由は豊富なアプリ・アクセサリーによる“カスタマイズ性”

それでは、様々なスマートフォンの中で、iPhoneが選ばれる理由とは何だろうか。石川さんに来店客の反応などを聞いた。「一番はiPhoneで利用できるアプリの数と圧倒的なアクセサリーのランナップ。ビックカメラの大型店ではスマートフォン用のアクセサリーを約2万5,000点ほど扱っているが、そのうち最も多いのが"iPhone4S用ケース"。自分の個性でカスタマイズできる点に魅力を感じているのでは」と石川さんは話てくれた。

また、「アップル」というブランドへの信頼やシンプルだが洗練されたボディのデザインなどに魅力を感じる人も多いという。画面の大きさへの不満はなく、シンプルでコンパクトな点を好感しているそうだ。そして、iPhoneユーザーが友人・知人にいて、その影響で自分もiPhoneを選ぶという人も少なくないとのこと。フィーチャーフォンで使用できた赤外線通信やおサイフケータイは利用できないが、その点に対する不満や買え控えは全くないそうだ。

●auとソフトバンク、選ばれているのは?

最後に、iPhone購入時のキャリア選択について、売り場の状況を聞いた。石川さんによると、ソフトバンクが若干優勢ではあるものの、auとソフトバンクモバイルで販売状況は拮抗しているという。また、両キャリアにおけるiPhoneの位置づけとして、「ソフトバンクモバイルには"iPhoneしかない"という印象だが、auはAndroidの人気ブランド機種も多数ラインナップしており、人気が分散しているようだ」と石川さんは分析する。取材した有楽町店はソフトバンクモバイルのiPhone4S売り場とauのiPhone4S売り場が隣り合っているが、見た感じでも来店者の数はほぼ同数だった。

それぞれが選ばれる理由について、石川さんは「ソフトバンクモバイルの購入者は、iPhoneの過去モデルからの機種変更がほとんどを占める。一方、auの購入者はフィーチャーフォンからの機種変更やドコモユーザーのMNPによる転入が多い。また、通話品質の高さに魅力を感じて選ぶ人が多いようだ」と説明してくれた。

このauの"繋がりやすさ"に対する評価は相変わらず高く、ソフトバンクモバイルのユーザーでも通信キャリアをauにするためにMNPを利用する人は相当数いるという。「ソフトバンクモバイルが"プラチナバンド"を開始して通話品質がどの程度改善できるか注目したい」(石川さん)。引き続き、キャリア選択において通信品質は注目のポイントであると言える。

昨年10月の販売開始から9か月が経過し、夏商戦のラインナップを前にしても全く勢いが衰えることなく、選ばれ続けるiPhone4S。夏モデルの発売開始はこれからも控えているが、本格化する夏商戦でそれぞれの動向がどのように変化していくのか、注目していきたいところだ。

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