Dell 決算、PC 売上低迷の直撃を受ける【インターネットコム】

インフォシーク / 2012年8月23日 13時31分

多くの人は、Dell を消費者向け PC のブランドとして認知していることだろう。だが、Dell のビジネスはもはや消費者向け PC に依存してはいない。そしてそれは、Dell にとっては良いことだ。

米国 Dell は2012年8月21日、2013会計年度第2四半期の決算を発表し、消費者向け PC の売上が2桁の下落を示したことを報告した。Dell の第2四半期の売上は144億8,300万ドルで、前年同期からは8%の減少。純利益は7億3,200万ドルで、前年同期からは18%減益となった。1株当たり利益(EPS)は0.42ドルだった。

今後の見通しも明るいものではないようだ。Dell は第3四半期の売上は、第2四半期よりも2~5%減少すると予測している。Dell CTO である Brian Gladden 氏は、業績発表の席で次のように語った。

「我々は、企業向けソリューション/サービス事業およびソフトウェア事業は今後も堅調な伸びを示すと見込んでいる。だが同時に、一般消費者向けのコンピューティング環境については、第2四半期の厳しい状況が続くとも見ている」

Dell の業績不振の原因は、一般消費者向けのビジネスの低迷にある。同分野の売上は前年同期比22%減少して26億ドルと大きな落ち込みを見せた。ノート PC の売上は特に落ち込みが激しく、前年同期比で26%も減少した。

Gladden 氏は、Dell は一般消費者向け市場に対し、新しく投入した Latitude や XPS システムにより、売上向上を試みていると付け加えた。

「Dell は、ノート PC とタブレットにより、企業の BYOD トレンドのリーダーになろうとしている。また、Dell は第4四半期から来年にかけて、Windows 8を搭載した Ultrabook やタブレット、それに PC とタブレットのハイブリッド製品を出荷していく」

企業向け事業は堅調続く

一般消費者向けビジネスは不調だが、Dell の企業向け事業部門は好調を維持している。Dell の企業向けソリューション/サービス事業の売上は 49億ドルで前年同期比6%の増加を示した。このうち、サーバー ネットワーク部門は前年同期比14%増加し、23億3,200万ドルに達した。Gladden 氏は、企業向けソリューション/サービス事業の売上は Dell の売上全体の3分の1を占めるまでに成長したと述べた。

Dell CEO である Michael Dell 氏は、業績発表の席で次のように語った。

「Dell は売上の主体を今後さらに、データセンターへとシフトしていく。Windows Server 2012 の登場は、今年後半のデータセンターへの売上を後押ししてくれることだろう」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。

※この記事及び画像は、japan.internet.comより転載の許可を得て掲載しています。

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