仮面ライダーフォーゼ 最終回が、まさかの有終の美。

インフォシーク / 2012年8月28日 15時0分

涙を流した者もいるだろう。フォーゼ、最終回。

みんなかっこよくなったなぁ…

これも感想の一つである。8月26日8時00~29分、2011年9月から放映が開始された「仮面ライダーフォーゼ」が、とうとう終わった。

開始当初は、主役がリーゼントだわ、仮面ライダー初のアメリカンハイスクール的学園ドラマだわ、テーマは「宇宙」と「友情」だわで、おかしくなったのかと思った。日本の高校なのにアメフト部主将がドヤ顔で登場したときに「ほ、本気ですか?!」と突っ込み、恋人にチアガール部キャプテンが出てきて「あぁ、本気ですね…」と引っ込み、チャラ男やゴス娘が出てきて「ちょっと時代に迎合し過ぎじゃありませんか…?」とまた問うた。

みんなみんな、この1年で本当にかっこよくなった。可愛い子には旅をさせるべきである。わっしょいわっしょい。

若き俳優陣がみんなかっこよかった最終回。それは名言だらけでもあった。

「キミの明るさがオレの使命を支えてくれた」(ケンゴの遺言 / いつも明るいユウキにむけて)
「自分の本心を押し隠すことで、自分を守る。でも、それはもういい。もう充分、強い」(ケンゴの遺言 / チャラ男にむけて)
「キミはオレの親友だ。宇宙の果てに行こうが存在が消滅しようが、その思いは変わらない。…ありがとう」(ケンゴの遺言 / フォーゼにむけて)
「もしオレが我望(悪玉の総大将)に消されても、彼を恨まないでくれ」(ケンゴの遺言 / 遺言を渡したのち、実際に消されてしまう)
「恨みじゃ前に進めねぇ。だからオレは、アンタへの怒りも、アンタの絶望も、全部ひっくるめてダチになる」(仮面ライダーフォーゼ / 悪玉の総大将にむけて)
「青春に限界は無ぇ」(仮面ライダーフォーゼ)
「オマエは我望のためなら命は惜しくないと言った。だが、オレは違う。…友と一緒に生き抜く。自ら滅びを認めるオマエに負けるわけがない」(仮面ライダーメテオ / 悪玉最強の男にむけて)
「ダチになってくれ」(仮面ライダーフォーゼ / 負けた悪玉の総大将にむけて)

もしかしたら、あなたの心を捉える言葉があったのではないか。

ちなみに迷言もあった。一度命を消されながら、奇跡の生還を遂げたケンゴのセリフ。理由を聞かれ、

「気がついたら…自分の家にいた」

なんじゃ、そりゃ~!!! そんなケンゴに主役もかぶせる。

「細かいことは、どうでもいい!」

なんじゃ、そりゃ~!!!

ちょっぴり茶化してしまったが、最終回はとても良い話だった。本気で語りつくせない。結局、悪玉の総大将にも少年時代からの、まっすぐで大きな夢があったのだ。エゴの問題である。今回の仮面ライダーに、本当に悪い奴はひとりもいなかった。

それにしても最後に卒業式を設定するなんて、ずるいったらありゃしない。学園ドラマの鉄板とはいえ、そんなシチュエーションを作って全身全霊で闘い、全身全霊でメッセージを叫べば、誰だって感動するのだ。

そう、そしてあの卒業式は、若き俳優陣の仮面ライダーフォーゼ卒業式にも見えたのである。

フォーゼを支えた若い子たち。福士蒼太、髙橋龍輝、清水富美加、冨森ジャスティン、土屋シオン、坂田梨香子、志保、吉沢亮、がんばれ! みんな、どこかでおじさんに成長の姿を見せてほしい。

えっ、文章が甘い?

最終回だからって何だ、オマエ? ちょっとは毒を吐け?

いや、最終回でも突っ込みどころは満載なんですけれどね…見た人だけがわかる細かいことだけど…

理事長が作ったスープ、大きな意味があると思っていたのに…ただ、美味しいだけかい!

偶然にも、月面着陸のアームストロング船長の死のニュースと、ほぼ同時に終わったフォーゼ。スタッフの狙い通り、ひたすらポジティブで、大きな元気をくれたフォーゼ。でかい器で友情を表現したフォーゼ。

私も、ふと、昔の友だちとやり直したくなった。

子どもたちだけでなく、もはや親も叫んでいいのではないか。青春に限界はないらしいので。

「青春スイッチ、オン!」

※フォーゼについて書き出してから、いろいろメッセージをいただきました。中でも記事を書いている私を、「仮面ライダー部の一員として貢献していると思う」と言っていただいたこと、100%お世辞とわかっていながら、嬉しかったです。ありがとうございます。

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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