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その言葉、違う意味で伝わっているかも!?

インフォシーク / 2012年9月12日 17時0分

映画館で「号泣」は…

まだまだ残暑が続いているものの、9月も半ばになり、そろそろ本格的に秋が始まる。

秋と言えば食欲、読書など色々あるが、ひとつは芸術。

映画館で号泣するような感動する映画を観たい、という人もいるのではないだろうか。

しかし、映画館で号泣するのは、実はちょっと迷惑な行為。号泣とは「大声を上げて泣く」という意味の言葉である。映画館で大声を出してしまっては、他のお客さんの迷惑になってしまうだろう。

この「号泣」は多くの人が意味を間違えて使っている言葉のひとつ。

文化庁が実施している平成22年度「国語に関する世論調査」によると、「大声を上げて泣く」という正しい意味で使っている人は34.1%。それに対して「激しく泣く」という本来と違う意味で使っている人が48.3%と、間違った意味で使っている人の方が多くなっている。

このように、多くの人が本来とは違う意味で使っている言葉はいくつもある。

「敷居が高い」という言葉もそのひとつ。

本来の意味は「相手に不義理などをしていまい、行きにくい」という意味である。しかし多くの人が「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、入りにくい」という意味で使っている。

「あのお店は敷居が高いから、行くのはやめとこう。」などと言った場合、そのお店に何か良からぬことをしたことになってしまうのである。

また「雨模様」という言葉も誤用率が高い。

本来は「雨が降りそうな様子」という意味の言葉であるが、多くの人が「小雨が降ったりやんだりしている様子」という意味で使っている。小雨が降っている窓の外を見ながら、「あいにくの雨模様だから、今日の遠足は中止だね。」というような使い方をするのは、間違いなのである。

これらはほんの一例で、誤用率の高い言葉はまだまだある。

正確なコミュニケーションを取るためには、言葉は正しく使わなければいけないだろう。

だが、半数以上の人が間違って使っている場合、正しい言葉を使う方が、正確な意図が伝わらない確率が高くなってしまう。そのままいくと、意味が逆転してしまうこともあるのかもしれない。

実際に、読み方の誤読が定着した例は多い。
消耗(ショウコウ→ショウモウ)
捏造(デツゾウ→ネツゾウ)などは、本来の読み方ではない誤読が広がり、慣用読みとして定着している。

また、言葉は時を経て変わっていくもの。例えば「気の毒」と言う言葉は、自分の心に毒になるということから、室町末期頃は「自分の心が苦痛や困難を感じる」「腹立たしい」などの意味で使われていた。それがやがて相手の気持ちに対しても使われるようになり、相手を思いやる同情の気持ちに変化したそうだ。

間違って使われることが多い言葉は、変わりかけている言葉だと言えるのかもしれない。

石井 良
Ryo Ishii 1980年・東京都生まれ。コピーライター。制作プロダクションを経て独立し、良案工房を設立。広告・冊子・WEBなどのコピーや記事を書いている。真心を込めた文章で、多くの人の課題解決や夢実現の力になれるよう日々奮闘中。ロックバンドのドラマーでもあり作詞も手掛ける。憧れの甲本ヒロトに自分の書いた歌詞を歌ってもらうことが夢。MAIL:ishii@ryoankoubou.com

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