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大阪グルメ旅の最高ルートはこれだ ~1分でわかる大阪人の言い分~

インフォシーク / 2012年12月5日 17時30分

通天閣

大型連休を利用して、暑い海外や遠くの温泉へ出かける東京人が多いなか、たまに大阪(厳密には京阪神)への旅行を選ぶ人がいて、正直うれしい。

ただ、ほとんどの東京人は大阪で過ごす目的が薄く、哀しい。

大概が「大阪でおいしいたこ焼き屋さん教えてください!」や「本場のたこ焼きが食べたいんだけど、どこかある?」とまあ、たこ焼き関連の質問ばっかり。

東京人は大阪へ行くとなったらたこ焼きのことばっかり考えがちなのはなぜだろう。

「大阪へ旅行したい人」というのはせせらぐ川や湯の町、白銀の世界といった日本の美しい原風景に出逢いたい人ではない。

「めっちゃ元気な大阪でおもしろい時間を過ごしたい!」と日々仕事に追われて溜まったストレスをラテンのリズムで発散したい人。そんな、元気を欲しがっている人が、たこ焼きばかり目を向けるのはおかしい。

たこ焼き以外に出てくる単語も、通天閣や串カツと、アホの一つ覚え過ぎてげんなりする。たこ焼きもあわせて、合計2時間でクリア出来る目的やないか。

先日大阪へBIGBANGのコンサートに行くという、目的こそ韓流スターであれ大阪へ行くことになった東京生まれの後輩から出発の前日に「なにかおいしいたこ焼き屋さんは?」と聞かれたので、たこ焼きだけで終わらせないために、1日でクリアできる大阪グルメ旅の最高ルートを考えた。

まずは朝。天王寺は通天閣を目指す道にある人気店「やまちゃん」で『たこやき』(8コ350円税込)はベーシックなソース+マヨネーズを一舟注文。

そして通天閣を上り最上階から大阪の景色を見下ろし、また商店街を歩く人の顔まで見えそうな低さに驚いたら、なんば方面へ移動。

「551蓬莱」の『豚まん』(160円税込)にからしを付けながら食べ歩き、「信濃そば」の『肉うどん』(700円税込)で大阪のうどんのポテンシャルに気付いたら、コストパフォーマンスの高さにも驚く、大阪名物3トップ~昼の部が完成。

続いて、昼過ぎからは梅田方面に赴き、「阪神百貨店地下スナックパーク」で『卵入りいか焼き(デラバン)』(200円税込)を並び買う。大阪のオバチャンが行列しても食べたい店にハズレなし、といっていい(甘味処はたまり場なのでブレるが)。

この時点ですでに腹は一杯なハズなので歩いて消費がてら中津へ向かい、インド喫茶「カンテグランデ中津本店」で『ハムとチェダーチーズのチャパティ(チャパティ・マリアカラス)』(750円税込)をチャイで流し込む。大阪でやっとみつけた静かな空間で寛ぐ。大きなガラスの窓から陽が陰りはじめたら、また消費がてら中崎町を歩いて目指し、メキシカン・カフェレストラン「カンティーナ・リマ」で『タコス』(280~380円税込)を食らう。ミンチ、チキン・トマト・チリ、ビーフの3枚を一気に平らげたら、大阪名物3トップ~夜の部が完成。

これが、旅行するなら抑えておくべき大阪グルメかな。

と、ここまで話すと、後輩は「炭水化物っすね」ときた。そうだ。大阪は粉だ。お店から聞こえるネイティブな大阪弁をスパイスに粉を知る旅こそ、大阪旅行の醍醐味だ。たこ焼きだけが粉じゃない。

後輩が大阪から帰ってきた。どうだった?と聞くと「大阪は、粉だった」などの土産話だったら「たこ焼きおいしかったよ」だけの感想よりも遥かによかったのだが、「BIGBANG超マジハンパねえっすよ!」だった。まあしょうがない。

それでも何かはあったのでは?と聞き続けると、「たこ焼きサンプル作り体験(店の前にディスプレイされたアレ)」とやらに行ったとのこと。旅行客に人気なので行ってみたら面白かったのだそうな。

なんでもビジネスに変えてしまう「大阪名物・商人」ということか。

鹿タカシ
しかたかし ライター・コピーライター・歌い手(バンド活動休止中)。大阪生まれ。大阪芸術大学にて写真を専攻した後に上京しなぜかコピーライターとなって約10年。現在は都内広告プロダクションに勤務しながら、大阪人からみた東京、また東京在住の人からみた大阪人について研究。

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