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癒しスポットに人がゴチャゴチャ ~1分でわかる大阪人の言い分~

インフォシーク / 2013年6月19日 17時30分

大阪・難波

とある仕事で「東京の癒しスポット」の記事を書くことになった。

普段あまり気にしたことがない、癒しカテゴリー。とりあえず[東京 癒し]と検索をかけてみた。

すると、あじさいが咲き始めた新宿御苑、開放感満点の水上カフェ、谷根千電車散歩、などが出てくる。

私は以前この3ヶ所へ行ったことがある。

それらが癒しスポットだったとは知らなかったが、5年程前までは“癒し”みたいな括られ方の紹介じゃなかったはずだ。

実際にどの場所も「休日は癒されたい」と考えているような東京人で溢れ、人酔いを起こしてしんどかった記憶しかない。

東京は癒しスポットに行っても癒されない。

ひと気の少ない神社はいつしかパワースポットになるし、鯉の池が見事な庭園には都市部から逃げてきたであろう鴨、亀、鳩、見たことない鳥が群れている。

深く探せばネットでカンタンにヒットしない場所は見つかるだろう。それらも、いずれテレビやHanakoで取り上げられるまでの寿命だろうが。

そもそも「どこかで癒されたい」と思うこと自体おかしい。

こぞって群がる癒しスポットは東京人=ミーハーを露呈しているだけで真似ばっかりしてなにが楽しいのだろうと思うし、きっと“疲れ方”自体も誰かの真似なはず。

世間で注目されていない癒され方じゃないとイヤ、という考えが一番しんどい。

大阪人なら疲れたときにどうするか。

私の周囲の場合は、疲れていても遊びに行く。注目されていないスポットへも出向くし、意図的に癒しを求めて行くようなことはそうない。

家でだらだら過ごすのはもったいないと外へ出て、疲れをネタに変えて酒を飲み「ちょっと聞いてくれや!」と会社のグチをネタにし成仏させている。

疲れたからといって「疲れてます」と顔に書く、かまってちゃんな東京人とは大違いにポジティブだ。

そんなかまってちゃんが職場にいる。東京人の後輩だ。

疲れた顔で「次の休みは癒されたい」と、このテの話をデジャヴュかと思うくらい何度もしてくる。

いつもなら「ああそう」で済ませていたが[東京 癒し]で検索したすぐ後だったので「どこ行っても人ばっかりやろ?今日終わったら飲みに行く?」と聞き返すと、「それ普段と変わらないじゃないですかぁ」と拒否。

好きな音楽が爆音で流れる場所でウォーウォーいいながら踊ったり、本格タイ料理屋で春雨サラダをビールで一気に流し込んだりしても、じゅうぶん疲れた身体を和らげる方法なのに、東京人はいつもの仕事帰りと同じだと身体が癒えないらしい。

『非・日常空間』とフラグを立てた場所をやたらと重宝し、やれ「自然に触れたい」だの「せせらぎたい」だのと言う同僚。

「だったら、実家へ帰れ。お前の席を意欲に燃える田舎モンに譲ってやれ」と首のギリギリ上まで出かかった言葉を飲み込んでこっちが疲れた。

こういった会話をたくさんの東京人として来た。

そんな人は決まって休み方がヘタで、例えば「平日に疲れを溜め込んで溜め込んで週末にドーンと爆発」の願望を抱えて週末を迎え、明けて月曜日に会うとまだ疲弊。

疲れが取れないまま疲れの貯金がどんどん膨れ上がって身体を壊して即退職。

こんなケースは少なくない。

「ほなどこ行ったら癒されるの?」と同僚に聞いてみると「沖縄」て。

休みベタな東京人に限って憧れが強く、そして漠然としがちだったりする。

鹿タカシ
しかたかし ライター・コピーライター・歌い手(バンド活動休止中)。大阪生まれ。大阪芸術大学にて写真を専攻した後に上京しなぜかコピーライターとなって約10年。現在は都内広告プロダクションに勤務しながら、大阪人からみた東京、また東京在住の人からみた大阪人について研究。

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