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試合展開には疑問も残る、なんとも「もったいない」敗戦…日本シリーズは2勝2敗のタイに。

インフォシーク / 2013年10月31日 0時0分

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 結果的にではあるが、なんとも「もったいない」敗戦だった。勝てたかどうかはわからないが、勝つための最善のプロセスを踏んでいたかどうかについては、いくつかの疑問が残る試合ではあった。

 初回、コントロールの定まらないホールトンから1、2番が塁に出ると、4番ジョーンズが先制の3ランホームラン。これ以上ない出だしとなった。

 その裏に長野のタイムリーで1点を返されたものの、すぐに続く2回、1点を追加。序盤にして優位に立つことに成功した。

 ところが、安定しないハウザーを3回で諦めたあたりから風向きが怪しくなり始める。なんといっても4回からマウンドに上がったルーキーの宮川が大誤算だった。課題のコントロールの乱れで塁を埋めるとまたも長野に痛打され2点差。挙句に頭部へのデッドボールで危険球と判断され、1アウトもとれないままに退場。まさに自滅だった。

 その後も後続の小山・長谷部らがピリッとせず、4回、5回とじわじわと点を奪われ逆転されてしまう。6回に聖澤のタイムリーで追いつくものの、直後の7回に再度勝ち越されてしまい、結局そのまま2勝2敗のタイに持ち込まれてしまった。

 もともと、先発三本柱以外の全ての投手に不安が残り、今日のハウザーも5回までというよりは行けるところまで行って、その後は細かくつないでいこうという腹づもりだったのは間違いない。しかし試合後に「俺のミステーク、継投を間違ったかな」と星野監督自らが認めたように、その継投でことごとくミスが出た。

 前述の宮川は言うまでもなく、小山・長谷部も少しずつ引っ張りすぎた。またハウザー含めて12四死球。「これでは勝てんな」という星野監督の言葉を待たずしてもわかることだが、ジャイアンツの安打数は7でイーグルスは10、これだけならイーグルスが上回っているが四死球を入れるとジャイアンツ19にイーグルス13と立場は逆転する。もっと言うとジャイアンツが投球間隔の長く変化球を多用するホールトンから短いテンポで速球をビシビシ投げ込む今村、澤村を投入して試合自体のリズムを変えたような継投が、イーグルスにはできなかった。

 また攻撃面でもいくつか「おや?」と思うシーンがあった。まず3回、ヒットで出塁したジョーンズがなぜか盗塁、かなり余裕を持ってアウトになった。サインか自分の判断かはわからないが、ベンチの星野監督が苦笑いしているシーンを見ると「緩んでるな」と感じずにはいられなかった。直後の松井がヒットを打ってちぐはくさが鮮明になっただけに余計にそれは感じられた。

 また。3回のハウザーの打席のシーンで、前の打席で送りバント失敗しているハウザーがその時と全く同じように3塁側に転がし、2塁に投げられアウトで送りバント失敗したシーンもどこか「緩さ」は感じさせられた。その感覚はこの回が終わってハウザーが続投せず交代と知ってさらに大きくなった。交代させるのなら代打でもよかったのでは…少なくともハウザーよりバントのうまい選手はいるはずだが…。

 イーグルスの選手層が薄いのは承知の上だし、星野監督もそれをわかっていてやりくりした末にパ・リーグを制覇した。その時の徹底ぶりや細心さが今日の試合からは感じられなかった。

 言ってみれば今日の試合はイーグルスの悪い点が全て出たような試合だったが、それでも接戦だったのだから、そういう意味でももったいなかった。原監督も嘆いていたが、クリンナップの不調ぶりに、こちらも悪いなりに付け込めればよかったと思うがそれは結果論だ。

 ともあれ、これで成績はタイ。単純に東京ドームでの日本一決定がなくなったというだけだ。

 明日の予告先発は辛島。クライマックスシリーズでは一発を浴びるなどピリッとしなかったが、ジャイアンツのエース相手内海との左腕対決に燃えているだろう。課題は今日の試合である程度洗い出せた、ここで勝って王手をかけて仙台に帰ろう!

日本シリーズを熱く実況!第4戦の熱戦の模様はこちら。

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