1分でわかる2013年の東京人(後編) ~1分でわかる大阪人の言い分~

インフォシーク / 2013年12月25日 17時30分

大阪・天満宮

前回に引き続き、2013年に起きたニュースをピックアップしながら、今年出会った印象深い東京人を振り返る。

今年はスポーツの話題が多い。そんな中で一番のトピックはやはり2020年オリンピック開催都市の東京決定だろう。56年ぶり2回目に選出された日本時間9月8日の早朝。テレビは全日本人が喜んでいるとでも言いたげに、各地を結ぶ中継先から喜びの声を届けていた。

7月17日号<東京のホームパーティに感じるアウェー感>にて、東京人のホームパーティで大阪人が受ける洗礼について書いた。

私は東京人のホームパーティで『出張たこ焼き屋』になることがある。呼んで頂くのは大変ありがたいが完全に大阪人というおもちゃだ。というか屋台のおっさんだ。客ではない。

東京のホームパーティという競技場に呼ばれた私は、いわば外国人選手。2020年の東京はかつてないほど様々な国の方々がお見えになるだろう。大阪人を家に招いたノリで「あんたトルコ人でしょ?ケバブ焼けるでしょ?」などと失礼な絡みは慎むべきだ。

2013年は伊勢神宮で第62回式年遷宮、出雲大社で60年ぶりの遷宮が重なる年だった。そんなおめでたさからか私の周囲は結婚や出産が例年と比べて多かった。某SNSを開けば「結婚しました!」「産まれたよ!」という話題。ご祝儀のいいね!で溢れていた。

そして数ヶ月後に開くと、新婚者のプロフィール写真が結婚式当日のウェディングドレスやタキシードを着た姿に変わっている。それから数ヶ月経ち出産した者は、さらに差し替わり、我が子の写真になっている。

どこを向いているのかわからない赤子の頬にチューするキメ顔のお母さんもいた。何回撮り直したのだろう。子供の将来が可哀想だ。

知人の美容師(25歳・女・独身・美人)曰く、一定の年齢に達した女友達の間では、結婚式の写真に変わった時点で一つ上、我が子に差し替わったら更に上のステージに立ったことを意味するらしい。「あなたと違って結婚できました」「子供産んでもうバカな時代は卒業しまーす」と言いたげなのだとか。結婚ラッシュに湧く世の中は自慢大会と意地の張り合いが絶えない。うぜえ。

9月25日号<30代を“女子”と呼ぶべきか。>にて、コンパ会場に現れた凄い女性を紹介している。どう凄いかは一読頂きたいが、世の中がどうあれ人間、慣れないことはすべきでない。

今年は食品偽装問題もあった。10月22日に阪急阪神ホテルズのメニュー偽装がばれ、その後多くの飲食業者が相次いで公表された。

11月13日号<職種虚偽表示問題>にて、自ら作った職種を名乗る、東京人について取り上げた。

例えばただのカウンセラーではなく『風水カウンセラー』、料理研究家(これ自体グレーだが)とディレクターを合わせて『料理研究ディレクター』と名乗り専門家っぽく箔を付ける東京人がそれに当たる。

こういうオリジナルな人にとって一番あってはならない点は専門知識があまり備わっていないことだ。だが無知さが原因で私の業務に支障をきたした、いわば職種虚偽表示問題の被害経験は多い。

今年も変わった職種名の人に出会ったが具体的に書くとバレるので控える。書けるほうの偽装問題といえば、職種ではないが東京の友人に聞いた話に驚いた。

“プロフィール写真を我が子に変えたモン勝ち”でおなじみの某SNSで、職種欄に『美魔女』と書いてある知人がいるらしい。偽装かどうかは定かではない。ただ男が美魔女好きだと思う女性は相当イタい。

「こんな人、東京しかおらんやろなあ」と思わされる方々のおかげで当コラムが書けている。この場を借りてパンチの効いた東京人に御礼申し上げたい。

鹿タカシ
しかたかし ライター。大阪生まれ。大阪芸術大学にて写真を学んだ後に上京しなぜかコピーライターとなって約10年。
現在は都内広告プロダクションに勤務しながら、大阪人からみた東京人(主に上京してきた人)について研究。

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