“政治とカネ”の問題を解決するクラウドシステム

昨今連日のように報道される”政治とカネ”問題を解決に導く企画が、Google社が主催する非営利団体向けの支援プロジェクト、Googleインパクトチャレンジのファイナリストに残り注目を浴びている。

このプロジェクトを提案したのは議員インターンシップ事業を主に手がけるNPO法人ドットジェイピーで、若者への政治の関心と理解を促す目的だという。

このプロジェクトは、政治団体が行う会計処理をクラウドシステムに計上することで、政治資金の収支をすべてクラウドに集約を図る。これによって、年間の収支報告書の作成だけでなく、インターネット上にオープンデータとして政治資金の情報が容易に公開できるようになる仕組みだ。

この仕組みが実現すれば検証性が大幅に向上するため、必然的に政治団体のコンプライアンスの意識向上を図ることができる。また政治資金の透明化が進み、利益団体との関係性が浮き彫りとなり、有権者が日本の政治の現状を正しく理解することが可能になる。

クラウドで政治資金の透明化プロジェクト

Googleインパクトチャレンジは3月25日まで一般投票をウェブサイトから受け付けており、26日に受賞者が発表される。もし、このプロジェクトが受賞されれば、現在報じられているような“政治とカネ”問題に一石を投じることになりそうだ。

WEB投票ページ：