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【東京五輪 1日の見どころ】ゴルフ松山、金メダルなるか。新種目のBMXは男女アベック金に期待。新たな流行語の予感も?!

インフォシーク / 2021年7月31日 18時0分

【東京五輪 1日の見どころ】ゴルフ松山、金メダルなるか。新種目のBMXは男女アベック金に期待。新たな流行語の予感も?!]

折り返し点を迎えた東京オリンピック。前半戦の主役だった柔道が終わり、体操は個人戦、卓球は団体戦が始まる。新種目のBMXは男女で日本の金メダルの期待がかかり、また複数階級で金メダルの期待ができる“お家芸”レスリングもスタートする。陸上人類最速の男を決める男子100mがスタートする。

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【ゴルフ】
松山英樹は3日目を終えて通算13アンダー。トップと1打差の単独2位で最終日を迎える。
初日は首位と6打差の2アンダーで20位だった松山、2日目に7バーディーボギーなしの64をマークで通算9アンダーと猛チャージを見せメダル圏内の単独3位に浮上した。3日目も1番ホールでボギーとし4位に後退も2~4番を連続バーディとし首位に並んだ。最終的に5バーディー1ボギーの67で回り、通算13アンダーでホールアウト。首位のザンダー・シャウフェレ(アメリカ)と1打差の2位につけた。
最終日は最終組で回る。当然、日本ゴルフ界初のオリンピック金メダルを狙うことになるが本人は「自分のできることをやった結果がそう(金メダル)なればいい」と冷静だ。
7月に入ってコロナに感染。大会直前まで療養・休養に充てたため、ぶっつけで今大会に臨んだ。「体力的にまだ戻りきっていない」というコンディション不足にプレッシャー、何より猛暑の東京で後半のホールは辛そうな様子を見せることもあった。それでも3日の3番ホールでは約7メートルのバーディーパットを沈めるなど、パットに冴えを見せている。
過去に2勝を挙げている相性のいいコース。残り18ホール、体力と集中力が最後まで持てば、金メダルは目の前だ。

【フェンシング】
男子エペ団体で日本フェンシング界史上初の金メダルに続きたい、男子フルーレ団体。ちなみに全身への攻撃が認められるエペに対し、フルーレは頭部と手足への攻撃は禁止、つまり胴体への攻撃が有効となる。また自由に攻撃して良いエペと違い、フルーレには先に剣を相手に向けた方に「攻撃権(優先権とも言う)」が与えられる。相手は剣を払う叩く、あるいは間合いを切って逃げ切るなどして攻撃をしのぐと、「攻撃権」が移動する。仮に同時に突きを入れてあたったとしても、攻撃権がなければポイントにはならない。この「攻撃権」をめぐる攻防も見どころのひとつだ。

フルーレ団体のエースは敷根崇裕。17年世界選手権の個人銅メダリスト、19年アジア選手権個人・団体2冠の敷根は個人戦でもメダルが期待されていたが、準決勝、3位決定戦と連敗しメダルはならなかった。その雪辱を団体戦で晴らす。
また他のメンバーも17年世界選手権の個人銀メダリストの西藤俊哉、昨年の全日本選手権優勝者で国内ランキング1位の松山恭助など戦力は充分。12年ロンドン五輪の団体銀メダル以上の成績を挙げ、エペとともに日本フェンシング黄金時代を迎えたい。

【競泳】
大橋悠依が日本女子競泳史上初の2冠達成、男子200メートルバタフライで本多灯が初出場で銀メダルと明るい話題もあったが、金メダル候補が次々と敗退、当初の「10個以上のメダル獲得」という目標にほど遠い日本競泳陣。競泳のスケジュールも終わりが近づいているが、少しでも結果を出したいところ。
小西杏奈・渡部香生子・池江璃花子・五十嵐千尋の女子400mメドレーリレーが3分57秒17の全体6位で決勝に進出した。白血病から復帰した池江璃花子も第3泳者バタフライで出場する。池江は今大会、リレー3種目に出場したが女子400メートルリレー、混合400メートルメドレーリレーはともに予選敗退。19年2月の白血病公表から2年半でオリンピックの舞台に戻ってきたことは素直に称賛に値するが、できれば結果を出して報われて欲しいという気持ちもある。三度目の正直となるかどうか。

入江陵介・武良竜也・水沼尚輝・中村克の男子400mメドレーリレーは全体5位で決勝進出した。5大会連続で決勝進出、うち3大会でメダルを獲得している日本の得意種目だ。この東京では戦前の期待の割に拍子抜けの結果が多かった男子競泳陣、集大成の泳ぎを見せてほしい。

【自転車】
東京オリンピックから新種目となったBMXフリースタイルは、男女の決勝が行われる。
20インチの自転車を使用するBMXはBicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略称で、起伏のあるコースで着順を競う「レーシング」とアクロバティックな演技を競う「フリースタイル」がある。フリースタイル決勝に出場する日本選手は男女ともに金メダル候補だ。

先に行われる女子の大池水杜(おおいけ みなと)は全日本選手権で4連覇中の日本女子の第一人者。2018年には日本人初となるワールドカップ優勝の快挙を成し遂げている。シーディングランと呼ばれる決勝の滑走順位を決める予選で大池はバックフリップ(後方宙返り)やテールウィップ(車体のみ横に1回転)などの大技を決めるものの、緊張もあって着地や細かいミスもあって得点は伸びず8位に。それでもこれまで大会で見せたことのなかった360(車体ごと横に1回転)を決めるなど、調子は決して悪くない。

男子の中村輪夢(なかむら りむ)は予選で横2回転「セブントゥェンティー」にハンドルを2回転させる「ダブルバースピン」を組み合わせるなど大技を披露、首位と3.3ポイントの2位と初代王者へ好発進を見せた。
元BMXライダーの父親の影響で3歳からBMXに乗り始めた中村は15歳で第1回全日本選手権の初代王者になり、19年のワールドカップ最終戦で日本男子として初めての優勝、種目別も初制覇するなど実績は充分だ。
昨年昨年9月に左足かかと骨折の重傷を負い休養を余儀なくされるが、復帰戦となった今年5月のジャパンカップでは貫禄の優勝を飾った。
金メダルが懸かった決勝では「誰にも見せてない」という新技を披露する予定。初代王者の準備は整った。

同じ新種目のスケートボードでは解説者の「ゴン攻め」「ビッタビタ」といった独特の用語が話題になったが、BMXでもそれが炸裂。プロライダーの勅使川原大地による「キャンキャン」「ゲシる」などが視聴者に受け、トレンド入りしている。パワーワード満載のハイテンションな解説も見どころのひとつかも?。金メダルが誕生したら、そこでまた新たな流行語が誕生するかもしれない。

【レスリング】
伝統的にメダル量産の期待が高く、「お家芸」とも言われるレスリング。ただ、メダルの中でも金メダルとなるとそのほとんどがフリースタイルや女子種目。上半身の攻撃しか許されない男子グレコローマンスタイルは銀メダル止まりで、実に68年のメキシコシティーオリンピックでのライト級宗村宗二までさかのぼらないといけない。前回のリオでも59kg級の太田忍が決勝で敗れ銀メダルだった。
そんなグレコローマンで37年ぶりの金メダルを期待されているのが60キロ級の文田健一郎だ。文田は17年の世界選手権59キロ級で金メダル。18年はけがのため欠場したが、19年60キロ級決勝で前年の王者に完勝、金メダルで同級世界最強を証明した。
文田の得意技は相手の背後を取り驚異的な強さと柔軟さを誇る背筋で後ろに投げる「反り投げ」。無類の猫好きで、猫カフェで気分転換するのが趣味なんだとか。ツイッターのアカウントも「にゃんこレスラー」(@NyankoWrestler)としているほどで、そこから彼の反り投げは「にゃんこ投げ」と呼ばれることも。
近年は女子に実績で押され気味の男子だが、「お家芸」の面目にかけて、まずは1番手となる文田の金メダルに期待したい。

今回も金メダルラッシュに期待したい女子レスリングの1番手は初出場となる76キロ級皆川博恵。かつて浜口京子が活躍していた階級(当時は72キロ級)で、その壁を越えられずにいたが、12年に全日本選手権で初優勝すると、そこから8連覇中と国内では敵なしの存在になった。世界選手権でも17・18年銅、19年銀メダルと金メダルは射程圏内の実績の持ち主だ。
04アテネ、08北京での浜口京子の銅メダル以来、メダルのない女子最重量級。15年には左膝靱帯断裂という大けがでリオの出場を断念、一時は引退も考え「最後」のつもりで臨んだ17年世界選手権で初めてのメダルを獲得し、そこから再度オリンピックへの挑戦を目指した。
33歳で初出場の遅咲きだが、けがを乗り越え年齢を重ねるほどに成績を上げてきた不屈の女が、初の金メダルに挑む。

【バスケットボール男子】
ヨーロッパの強豪相手に健闘及ばずここまで2連敗のバスケ男子。予選ラウンド最終戦。日本は世界ランク4位のアルゼンチンと対戦する。アルゼンチンは過去にオリンピックで金1回銅1回、世界選手権とワールドカップで優勝1回準優勝2回の強豪だが、予選ラウンドでは2連敗と元気がない。ともに2連敗同士の対戦だが、勝利した方には決勝トーナメント進出の可能性がまだ残っている。勝者は1勝2敗で3位となるが各組の3位チームの中で決勝トーナメントに進出できるのは得失点差上位の2チームで、日本(現在マイナス46)はアルゼンチン戦に勝てば得失点差でチェコ(マイナス49)を上回って決勝トーナメント進出が確定する。
八村、渡辺、エドワーズといったインサイドにマークを集中させ、外から3ポイントを狙う日本の戦略上、比江島慎、金丸晃輔といった3ポイントシューターの出来も大きなカギを握りそうだ。
史上最強メンバーと呼ばれた日本、勝利で夢をつなぐことはできるか。

【ボクシング女子】
31日に行われた女子フェザー級準決勝で入江聖奈が勝利、ボクシング日本女子初となる銀メダル以上を確定させている。これに続きたいのがフライ級準々決勝に臨む並木月海(つきみ)だ。ボクシングには3位決定戦がないため、ここで勝てばメダルが確定する。
軽やかなフットワークから鋭い踏み込みで「打たせずに打つ」本来のスタイルが信条の小柄なサウスポーは、29日の2回戦では初回こそ右ジャブ、左ストレートをヒットさせ優勢に試合を運んだが、相手が圧力を強めてきた中盤以降は気迫の打ち合いで完勝した。
「入江と2人で金メダルを獲ること」が目標の並木、入江は先に「銀以上」を決めた。あとに続く並木がここで負けるわけにはいかない。

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