クルマで四国八十八ヶ所めぐり/8日間の超高速ダイジェスト

INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2017年10月24日 9時0分

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クルマで四国八十八ヶ所めぐり/8日間の超高速ダイジェスト

総移動距離およそ2,600km



いきなりだが、四国八十八ヶ所めぐりをやってきた。

四国八十八ヶ所めぐりというのは、四国に点在する88のお寺を順番に訪ねる旅のことで、お遍路でも有名なメニュー。
各地のお寺に1番~88番までの番号が付いていて、四国をグルっと一周すると綺麗に全部回れるようになっている。
そして、その移動距離は約1,400km。

なお、今回は東京発だったので、東京四国間往復1,200kmも足すと、その総移動距離はなんと2,600km。
直線距離で、東京からモンゴル入れるぐらいの勢い。

ちなみに、八十八ヶ所めぐりのご利益としては、“納め札”という札に願い事を書いて各寺に納めると、88回り終えたときに願いが叶うと言われている。


そんなことで、巻きに巻きまくったダイジェスト版をどうぞ。


東京⇒四国



東京を19時に出発し、10時間かけ早朝5時に香川に到着。



高速道路を下りてみると、はいはい、何もありゃしませんで、ようやく一軒目のコンビニを見つけたのは、それから20分後のこと。



後に悟ったことだが、四国ではコンビニを見つけるにもクルマでかなり移動しなければならないことも多く、トイレ、食糧の確保、またガソリン給油は適宜行っておく意識は大事。


1日目 │ のらりくらり(88番寺~79番寺)


88番 大窪寺
88番 大窪寺



まず、八十八ヶ所めぐりには、1番から88番を目指す『順打ち』と、88番から1番を目指す『逆打ち』がある。
どちらの回り方をしても、香川からスタートして香川に帰ってくるので、移動距離は変わらない。
また、うるう年に逆打ちすると、ご利益が倍増するらしい。


なお、八十八ヶ所めぐりをするときは、白衣(びゃくえ)という衣装を着て、さんや袋という白いカバンを肩から下げるのが正装。
それでクルマから降りるモーションが最初は絶妙に恥ずかしく、周りの目が多少は気になるが、これが不思議なもので、すぐに慣れる。


また、クルマを降りてから割と歩かないといけないお寺もあるので、正装としてはズレるが、靴は歩きやすい履き慣れたもので行くのがオススメ。


1日だいたい10寺ぐらい通すイメージで、初日は79番までなぞって完。


2日目 │ 八十八ヶ所制覇150回以上の仙人と遭遇(78番寺~65番寺)


70番 本山寺
70番 本山寺



普通は旅行となると先に宿を確保しておくものだが、八十八ヶ所めぐりでは“その日回れるところまで回る”ことになるので、基本的に宿は当日に探す。


65番の三角寺まで回り終え、駐車場で宿をスマホ検索していると、住職っぽい男性が声をかけてきた。
その人は、八十八ヶ所めぐりを156回も達成し、現在157回目の最中だという本物のお坊さんで、こちらが宿を探していることを伝えると、過去に泊まったことのある安くて綺麗な宿を紹介してくれ、親切に予約まで取ってくれた。


このように、途中に出会う人の中には、相当な経験者もいるので、例えば自分が逆打ちで相手が順打ちの場合、次に向かう先の情報を得るためにも積極的にトークするというのがひとつの妙。


そんな感じで、八十八ヶ所めぐりならではの美点に触れ、予約してもらった宿で爆睡。


66番 雲辺寺
66番 雲辺寺:くぐった先の椅子に座り願い事をするとご利益倍増というゲン担ぎスポット



3日目 │ 極細道と対峙(64番寺~50番寺)


56番 泰山寺
56番 泰山寺



だいぶ印象に残っているのが、54番の延命寺へと向かう道。
ナビの言う通りに向かっていると、墓地に出てしまい、コンパクトカーでもスレスレであろう超極細道を通るハメになった。
少しでもハンドル操作を誤ればガリガリッということだが、むやみに引き返すこともできず、シンプルに泣き崩れたい気持ちに襲われた。


というわけで、八十八ヶ所めぐりでは、山の上にあるお寺もたくさんあり、山道は狭いところも多いので、普段から運転に慣れていても多少の注意を。


54番 延命寺
54番 延命寺



4日目 │ クルマ様様(49番寺~39番寺)


45番 岩屋寺
45番 岩屋寺



八十八ヶ所めぐりでは、全行程を歩いて回る「歩き遍路」と呼ばれる人たちがいて、寺から寺へ向かう道をクルマで走っていると、正装で歩いている人々をよく見かける。


45番の岩屋寺は標高700mの山の上にあり、駐車場から15分ほど山を登らないといけないので、足腰が丈夫な人でも微妙にキツい。
歩き遍路の人たちは衣類や食糧など大荷物を抱えたまま、駐車場のあるところまで山道を数時間かけて登り、そこからまたさらに15分かけて上がらないといけない、と考えると、うわぁスゴいなぁという。
しかも、上がったら下りるわけで。
その後は、逆打ちで次の44番の大寶寺まで10.5km、順打ちで次の46番の浄瑠璃寺まで29.5kmの道。


よほど歩き慣れている人や普段からトレーニングで身体をいじめぬいているような人でない限り、歩き遍路は避けた方が賢明な気がした、そんな4日目。


5日目 │ うどんにハマり若干の遅延(38番寺~32番寺)


38番の金剛福寺から37番の岩本寺に向かう道すがらに、過去にテレビでも紹介されていた『いろりや』という有名なうどん屋があり、八十八ヶ所めぐりをするにあたって、その店にはどうしても行きたかった。
ちなみに、うどんと言えば、香川のさぬきうどんが有名だが、いろりやは高知。


実際、あまりの美味しさに感動し、明日の朝また食べたいということになり、いろりやの近くの宿に泊まったほど。


おかげさまで、お寺の方はあまり進捗しなかった。


6日目 │ 四国の走りやすさを痛感(31番寺~21番寺)


21番 太龍寺
21番 太龍寺:山頂へと向かう便利なロープウェイ



28番の大目寺から23番の薬王寺までの距離は115㎞。

が、四国の道は交通量も信号も少ないのでスイスイ進む。
ナビには都心部と同様、1時間で30km進む計算で到着予想時刻が出てくるが、実際走ってみると1時間で45kmは進んだ。


そして、21番の太龍寺は標高600mの山頂付近にあり、山のふもとからロープウェイで行くことができる。
昔は八十八ヶ所めぐりの険しい道ワースト3に太龍寺が入っていたそうだが、現在はロープウェイに10分乗れば着いてしまうので、自力で山を上がる必要もない。


7日目 │ おっかない山道(20番寺~12番寺)


12番 焼山寺
12番 焼山寺:雰囲気のある景色



12番の焼山寺は標高700mの山の上にあり、そこから11番の藤井寺に向かう道は、八十八ヶ所めぐりで最も狭いと言われるほどに、対向車が現れたら、ご愁傷様というレベル。
そんな道は余裕で通りたくないということで、事前に回避ルートを調べておいた。


《おすすめルート》
18番の恩山寺から
18→12→13→14→15→16→17→11


この順であれば、厄介な道はほとんど通らなくて済む。
しかし、それでも山での移動は相当面倒で、18番から12番に向かう山道では大きな観光バスが向こうから次から次へとやってきて涙目だったが、相手はさすがの玄人。
親切に誘導してくれ、心配は無用だった。
まあ、ちょこちょこ道幅の広い部分があるので、狭い部分で無理に進もうとしなければ大きな問題はないだろう。


8日目 │ ただただ歓喜(11番寺~1番寺)


1番 霊山寺
1番 霊山寺



八十八ヶ所めぐりは順番が決まっているので、同じ人と結構すれ違う。
そのうち顔見知りになり、自然と、また次の寺で会いましょうみたいな流れになったりする。
東京での生活ではあり得ないが、八十八ヶ所めぐりでは、すれ違う人とあいさつを交わすだけで仲良くなれるか、少なくとも仲良い風の感じにはなれる。


また、霊山寺は造りが他より豪華で、長旅の最後にふさわしい空気感を纏っている。

誰彼構わずゴールの喜びを分かち合って、結。




四国⇒東京



以上、八十八ヶ所めぐりは無事終わったものの、待ち受けるのは帰りの600km。
8日間の工程はタイトで疲労が溜まっているので、慎重に慎重を重ね、30分置きにSAやPAで休憩を取りながら帰京。



さて、この旅は想像通り、体力に自信がない場合や、常にひとりで運転しなければならない場合は、めちゃんこタフなので、最低でも10日ほどは用意して、8割方のスケジュールを組んだうえで臨むのが賢い。
ちなみに、予定を立てる際は移動時間だけでなく、お寺に滞在する時間も1寺30分ぐらいで計算しておくとベター。




ということで、皆さんも気が向いたら是非。
達成感はピカイチ。

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