痛車、フェラーリ、初音ミク。愛がなきゃディープにイケねえだろ。

INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2017年10月27日 9時0分

写真

痛車、フェラーリ、初音ミク。愛がなきゃディープにイケねえだろ。

イタかっけぇ



アニメやゲームキャラが描かれたシートを貼って走る、悪ノリ全開、ド派手な車。
そう痛車よ、痛車。

これ実際、車好きとしては興味があるわけ。
そもそも、そのネーミングによってハードルがおもいっきり下げられてるから、あとは上がるだけじゃない。

そして、きっとそこにはあるはずなのよ。
愛が、慈悲が、本物感が。
そう思わない?


痛車

その道のプロに直撃!


ということで、今回協力してくれたのは、神奈川県川崎市に店舗を構える『のらいも工房<川崎本店>』。

片山右京氏が監督を務めるグッドスマイルレーシングをはじめ、エヴァンゲリオンレーシング、HubAutoの河野駿介選手などのスポンサーでもある、業界では有名な存在。




「どうも、はじめまして」



奥から出てきたのは、池原社長(29歳!)。
パワフルなオーラ出まくりのイケメン社長さん。



――早速、痛車についてお伺いしたいのですが。

「いいですよ」

――グッドスマイルレーシングなどの企業スポンサーをされているそうですね。

「はい、2015年よりグッドスマイルレーシングの企業スポンサーおよびレーシングカーのラッピングを手掛けています」


痛車


――グッドスマイルレーシングについて教えてください。

「僕らがこの事業を開始した時から、神のようなチームでした」

――神?

「レースに痛車を持ち込んだ会社なんです。ドライバーも優秀な方がいらっしゃって、カテゴリー別で優勝しているようなチームです」




なるほど。
だから、池原社長は(前スポンサー企業が契約終了となる)2013年から同チームへのアプローチを繰り返し、2015年にパートナー関係を築くに至ったわけである。




――話は変わりますが、痛車を作るには、どれくらいお金がかかりますか。

「ピンキリですね。数百円ほどの小さなステッカーを貼るだけでも、それは痛車ですから」




なるほどなるほど、痛車の定義は広い。
ちなみに、のらいも工房さんで依頼の多い価格帯は30~60万円だという。




「うちで施工する場合は、基本的にフィルムの種類をお客様に選んでいただかないようにしています」

――選べない?

「フィルムの種類はピンキリですので、品質の悪いものですと、剥がせなくなることもあります。だからこそ弊社は、高品質で安心感のあるものを使用しています」




確かに、品質の分からないものを扱って、車に何かあっては一大事。
そして、通常の感覚であれば、痛車にとって重要なのは、いかに“色褪せないか”だろう。
しかし、のらいも工房にとっては、いかに“綺麗に剥がせるか”が大切だと語る、池原社長。
というのも、使われているシートが高品質なうえに、UVカット・ラミネート加工によりさらに耐久性をアップさせているので、色褪せを過剰に心配することはないという。




――フィルムの耐久性はどれくらいですか?

「お客様には安心して乗り続けてほしいので、2,3年が目安だと伝えるようにしています。もちろん、車の状態にも拠りますが」




フィルムへのこだわり、顧客への配慮、イケメンのくせにハートまでアツい社長!!
この人生の違い!!
わお!!


なお、のらいも工房では、スーパーGTを戦うグッドスマイルレーシングのレース車両“グッドスマイル初音ミク”のレプリカデザイン施工も行っている(数量限定!)。



施工者に直撃!


続いてお伺いしたのは、痛車作りを始めて8年あまりのベテラン、森本さん(29歳!)。
社長さんに引き続き、この人もイケメン。

なお、こちらが独り占めしたいので顔写真の掲載はなし。
施工姿を見せてもらったが、さすがの手際良さで、惚れ惚れしたよ。
へへ。




――そんなわけで、よろしくお願いします!


痛車
クラクラするほど美しいフェラーリF12ベルリネッタ:こんなエロティックな車が初音ミク痛車に



――最初、フェラーリの初音ミク痛車受注を知って、どう思いましたか?

「緊張を憶えました」

――ベテランでも緊張するんですね。

「そうですね、どのお車への施工に際しても緊張感はもちろんありますが、フェラーリへの施工ということで、いつも以上に緊張した記憶があります」




のらいも工房さんは、車を部分的にカッコ良くしたいケース、自家用車や商用車をフルラッピングしたいケースなど、多岐に渡って手掛けている。

ここで、痛車を作るうえでのノウハウを聞いてみよう。


痛車
施工途中のフェラーリ:ここからさらにどう変化するのか楽しみすぎる



施工者直伝 痛車作りのコツ



1)まずはシートを貼る前に施工箇所を綺麗に

早く貼りたいからってここを怠ると、美しさ減退。
丁寧さが良好な仕上がりへの近道。


2)『シートを半分ずつ貼る』が秘訣

シートは一度に貼らずに、半分ずつ接着していく。
というのも、シートの粘着力は裏紙を剥がしてすぐはあまり強くない。
また、時間が経つと施工しづらくなるので、ある程度のスピード感が大事。


3)残り半分を『最小限の伸縮具合』で貼る

シートとボンネットの形状をしっかり合わせてピタリ。
シートを引っ張りながら貼るのかと思いきや、最小限の伸縮具合で、とのこと。
何事も力任せはダメ、ということ。


4)ふてくされたシートは、ヒートガンで落ち着かせる

起伏の激しい施工箇所は、高温のヒートガンで温めながら進めていく。
接着しにくい部分もヒートガンを向けると、すぐにおとなしくなる。


森本さん
仕方ねえな、顔以外は撮っていいぜ、的な



5)不要な部分をカッターでカット

ボンネットの隙間にカッターの刃を走らせ、不要なシートをカットしていく。
車体に刃を当てて傷つけないように、指先の器用さが試される作業で、この時の森本さんの指先は実に美しかった。
しっかりと的確に、一方で優しさを纏い刃を走らせる、素晴らしき職人技。


6)カットした部分を裏側に巻き込み、シートの端を整える

シートの端を内側に巻き込ませ、隅々まで美しくしていく。
これでボンネット部分の施工は完了。





そうして、結果、こうなる。


痛車
痛車


――すげ。

「ありがとうございます」

――この仕事で、どんな時にやりがいを感じますか?

「施工が終わった時ですね。毎度のことですが、施工箇所のチェックをし、問題ないと確認できたら、今回もよく出来たなぁと、強くやりがいを感じます」

――ちなみに、アニメと車、どちらがお好きですか?

「どちらとも言えないですね」

――しょうもない質問、失礼いたしました。



フェラーリと初音ミクの饗宴



さて、そんなこんなで、グッドスマイル初音ミクのレプリカデザイン完成品が、こちら。


痛車
ドア開閉部の溝を考慮し、イラストに一体感が出るように工夫されている



痛車
青いラインがフロントガラスへ伸び、空間を飛び越え、さらにリアへと繋がっていく、もはや愛



痛車
シートがフェラーリエンブレムにかからないように配慮、跳ね馬も大喜びに違いない



おわりに



おかげさまで、この度、痛車をだいぶ身近に感じられた。
しかも、痛車のディープネスを縁取る愛の形にも触れることができて大満足。
正直なところ、痛車に関わる人はヤンチャで怖い感じ、あるいはリアルに痛い感じのイメージだったのだが、想像よりもはるかに上品で美しかった。




――最後に、のらいも工房さんにとって、施工担当の森本さんってどんな存在ですか?

「弊社にとって唯一無二の存在ですね。森本がいるから今があります」




ですって!!!
愛があるわよ!!!
人も車も愛だらけだ!!!


まあ、そういうことだから、痛車に興味のある人は、一歩踏み出してみなさいよ。



のらいも工房<川崎本店>/株式会社リーズジャパン



■所在地
〒216-0034
神奈川県川崎市宮前区東有馬3-15-4

■営業時間
13:00~19:00
(来店は予約制)

■電話番号
044-820-6137

■受付内容
ステッカー製作
デザイン施工作業

■定休日
不定休

※2018年度「痛車天国inお台場」に出展予定




レーシングミク2016 © 米山舞 / Crypton Future Media, INC. www.piapro.net directed by コヤマシゲト

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