“懲役100万年”を、チラシ配布でチャラにする！？ 過酷なボランティアに挑む咎人へ独占インタビュー【TGS2024】

9月26日から29日まで、「東京ゲームショウ2024（以下、TGS2024 ）」が開催中。そこに出展している「バンダイナムコエンターテインメント」ブースの一角に、“懲役100万年を背負った咎人”が立っていました。

◆懲役100万年！チラシ配布ボランティアで、自由を勝ち取れ

2025年1月9日（Steam版は1月10日）の発売を予定している、PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Steam向け“奪還”マルチプレイアクション『FREEDOM WARS Remastered（フリーダムウォーズ リマスター』。同作の舞台は荒廃した未来であり、人間は「生きているだけで資源を消費する存在」と定義されています。

その結果、人々は生まれてきたこと自体が罪であるとされ、生まれた瞬間に「懲役100万年」を科せられた“咎人”として扱われます。自由になるためには、命懸けの「ボランティア」をこなして減刑するしかありません。

TGS会場に立っていた彼もそんな咎人の一人であり、彼に科せられたボランディアは「チラシ配布」。チラシ1枚配布につき減刑100年となるようで、単純計算で1万枚配ることで懲役0年が達成できます。

TGSが開催される4日間、一人でチラシ1万枚を配り切る……。そんな途方もないボランティアに挑む彼に、話を聞きました。

――懲役100万年とのことですが、一体どんな悪いことをしたんですか？

咎人：いやぁ……僕は何も悪いことしてないんですよ……。

――悪いことしてないのに、懲役100万年なんですか！？

咎人：生まれた瞬間に懲役100万年なので……まあ、仕方なく……。

――た、大変ですね。チラシ配布1枚につき100年減刑なので、1万枚配る必要がありますが、調子はどうですか？

咎人：チラシを目当てに来て頂いている方もいるので、凄く有難いです。

――おお、皆さんのおかげで、少しづつ懲役が減ってるんですね。残りはどれくらい……あれ、残り100万と8,900年？ スタートの100万年から増えてるじゃないですか！

咎人：このボランティアは僕一人で行っているんですけど、休憩に行くと懲役が5万年増えてしまうんです。さっき休んじゃったので……。

――ええっ、めちゃめちゃ厳しい……。

咎人：だから休めば休むほど懲役が増えちゃうんです。でもまあ、咎人なんで……。

――さ……最後に、意気込みをお願いします！

咎人：4日間で1万枚以上配らないと懲役0にならないので、ぜひ皆さんに1枚でも多くチラシを受け取ってもらえると、凄く嬉しいです。

咎人は話が終わるや否や、静かに持ち場へと戻っていきました。なおTGS初日の成果は、チラシ配布が626枚（＝減刑62,600年）、休憩1回による刑期加算が50,000年。結果、残刑期は987,400年とのこと。

地道な配布こそが、自由になれる唯一の道である。

生まれた瞬間に懲役100万年という罪を背負う彼が、自由を取り戻すのはいつの日か。

咎人はTGS期間中、「バンダイナムコエンターテインメント」ブースでチラシを配り続けています。会場に足を運ぶ方は、どうか彼からチラシをもらってあげてください。

インサイド編集部は、咎人を強く応援しています。