スマホ向け無料コミック「comico」、賞金総額2,000万円の「comico マンガ大賞」結果発表

インターネットコム / 2014年12月8日 19時30分

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スマホ向け無料コミック「comico」、賞金総額2000万円の「comico マンガ大賞」結果発表

NHN PlayArt は、同社が運営するスマートフォン向け無料コミック配信サービス「comico(コミコ)」の開始1周年を記念して、マンガコンテスト「輝け!comico マンガ大賞」を実施していた。12月6日に「渋谷ヒカリエ」(東京・渋谷)で受賞作品を発表し、受賞者への表彰式を開催。一般部門の大賞1作品に選ばれた「あにパス」の作者ヌカヅケさんには、トロフィーと賞金1,000万円などが授与された。そのほかの主な受賞作品は、中高生部門の大賞(賞金100万円)が「少女とドラゴンのお話」(作者:ねこがえるさん)、三田紀房賞(賞金50万円)が「メールブルー」(作者:榛原さん)。

comico はスマートフォンで多種多様なコミックが無料で読めるサービス。Android 版アプリケーションと iPhone などで利用可能な iOS 版アプリケーションを用意している。比較的狭いスマートフォンの画面でも読みやすくするため、通常の漫画と違って縦スクロールのみで読み進められるレイアウトが特徴。公開される作品は毎日15本、週刊連載は100本以上になり、「毎日週刊誌が発行されているようなもの」という。購読用アプリケーションの累計ダウンロード数は650万回を超えた。

運営コンセプトは「デジタルのトキワ荘」で、優秀な人材を発掘し、創作活動を支援し、読者の開拓を進めるとしている。そのため、新人作家からの作品の投稿を受けつけている。作品が「公式作品」に選ばれた作者には、定額原稿料(月額20万円)とインセンティブ原稿料を支払って創作を支援する。NHN PlayArt comico 事業部マネージャーの春木博史氏によると、月に数名が comico のプロ作家としてデビューしているとした。

NHN PlayArt は comico の電子コミックを中核に据え、紙版の単行本出版からアニメ化、映画化、ゲーム化、グッズ商品化などへ展開し、収益拡大および作者への還元を図る。コミック化の第一弾作品である「ReLIFE」は現時点で2巻まで出版されており、累計発行部数が40万部を超える大ヒット作品となった。ReLIFE について、NHN PlayArt 代表取締役社長の稲積憲氏は「デジタルから紙へ」という新たな流れを生んでおり、「出版社からも注目されている作品」と話す。

comico マンガ大賞は、大賞賞金1,000万円、賞金総額2,000万円という大規模なもの。comico がコンテストを開催したのは2回目だが、2014年の初めに行った際は「自信がなく」(春木氏)フルカラーでなくてもよく、紙の形式でも受け付ける敷居が低いコンテストだったそうだ。今回は「デジタル、フルカラー、縦スクロール」の“comico 形式”という独特のフォーマットの作品に限定して募集したが、前回より相当多い650作品の応募があった。

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