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犬吠埼をトコトコ走る「銚子電鉄」に乗ってみよう

ITライフハック / 2015年8月1日 13時0分

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千葉県銚子市を走る「銚子電気鉄道」(銚子電鉄)。銚子駅でJR総武本線に接続し、そこから外川駅まで、銚子半島をぐるっと回る鉄道です。駅は全部で10駅。全線を乗っても片道30分程度で行けてしまう距離です。

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仲ノ町駅近くにあるヤマサ醤油の工場をバックに。この2つの車両ともに今では現役を引退しています

この銚子電鉄ですが、本業よりも「ぬれ煎餅」で名前を知っている人もいるかもしれません。鉄道事業者としては慢性的な赤字に悩まされており、一時期は運転資金の不足から車両点検費を支出することができず、廃線の危機を迎えたこともあるのですが、社員の発案によりぬれ煎餅の販売を開始。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」というWebサイトの文言が、鉄道ファンだけでなく多くの人の共感を得て注文が殺到。無事車両検査費を稼いだということもありました。

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伊予鉄道からやってきた元京王電鉄の車両

ぬれ煎餅は銚子駅か、銚子電鉄の犬吠駅で買うことができます。なお一日乗車券である「弧廻手形(こまわりてがた)」を購入すると、ぬれ煎餅1枚との引換券が付いてきます。日中であれば、おばちゃんが焼いているぬれ煎餅をいただくことができるのですが、普通に売っているパックのものと異なり、焼きたての煎餅にたっぷりの醤油がかかっているため、さくっとしつつもしっとりとした不思議な食感の、ぬれ煎餅を食べられます。筆者としてはパックものよりこちらの方が10倍おいしいと思っているのですが、いかがでしょうか。

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こちらも上の車両と同じ時期に伊予鉄道からやってきた、元京王電鉄の車両です。二つはペアで走っています

地方のローカル私鉄にはよくあることですが、首都圏などで活躍した車両が多く走るのも、銚子電鉄の特徴の一つです。現在走っているのは、東京メトロ(旧営団地下鉄)と京王線で使われていた車両です。特に営団地下鉄を走っていたデハ1001については現在、銀座線カラーに塗装されており、方向幕には「渋谷」「上野」といった駅名も入っているそうです。

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元銀座線を走っていたデハ1001。この時はゲームソフト「桃太郎電鉄」とのコラボカラーでしたが、今は銀座線カラーに塗り替えられています

ぬれ煎餅のほかに人気なのは、銚子→仲ノ町と来た次の駅、観音駅のたい焼き。もちろん頭からしっぽまであんこがたっぷりと入っているたい焼きです。是非途中下車して食べてみてください。銚子電鉄は意外と本数がありますので、途中下車をしてもそれほど待つことなく、次の電車がやってきます。

銚子には全国有数の水揚高を誇る銚子港があるため、海鮮ものがおいしいお店がたくさんあります。また丘の上から犬吠埼に向けて水平線をぐるっと見渡せる「地球の丸く見える丘展望館」も、犬吠駅から歩いて15分程度の距離にあります。千葉に観光へ行く際に、乗ってみてはいかがでしょうか。

■銚子電気鉄道
http://www.choshi-dentetsu.jp/
■地球の丸く見える丘展望館
http://www.choshikanko.com/tenbokan/

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