「gacco」の第一弾講座で受講者の18%が修了、「反転学習コース」では80%が修了

ITライフハック / 2014年6月23日 15時0分

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5月の半ばに「無料で学べるMOOCサイト「gacco」(ガッコ)の登録ユーザーが5万人を突破!」という記事で日本人向けで国内MOOCサイトの登録者が5万人を突破したことをお伝えした。

NTTナレッジ・スクウェア株式会社とNTTドコモ(以下、ドコモ)が共同で推進する、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(以下、JMOOC)公認の、日本初の大規模公開オンライン講座提供サイト「gacco(ガッコ)」で開講された、日本語MOOC講座「日本中世の自由と平等」(東京大学本郷和人教授)の修了率が18%となったことを発表した。

■東大教授の講座や「反転学習コース」で高い修了率
「gacco」における第一弾講座として4月14日に開講した東京大学本郷和人教授の講座には、2万名が受講登録し、そのうち18%(3,600名)が本講座の修了条件(得点率60%以上)を満たしたという。

また、同講座では、世界初の試みとして、オンラインで学習した内容を元に対面で発展的な講義を行う「反転学習コース」が提供された。同コースでは、東京大学において対面授業が4月26日および5月10日に開催され、13歳から81歳までの約90名が全国から参加。同コース登録者のうち80%が修了条件を満たした。今回の講座の修了率は、米国のMOOC「edX」が開設初年度に開講した講座の平均修了率5%(※)を大きく上回る結果となる。

※Ho, A. D., Reich, J., Nesterko, S., Seaton, D. T., Mullaney, T.,Waldo, J., & Chuang, I. (2014). HarvardX and MITx : The first year ofopen online courses ( HarvardX and MITx Working Paper No.1 )のTable2より引用。2012年秋から2013年夏までの HarvardX と MITx の受講登録数は841,687人であり、修了者数は43,196人。

■受講者たちのコメント
本講座を修了した受講者のうち「反転学習コース」に参加し、東京大学で開催された対面での講義に大阪から参加した中学2年生の並河さん(女性)からは「学校の勉強と異なり、答えが出ない話もあったが、対面授業や懇親会で歴史の話を沢山することができ、楽しめた。課題や最終レポートは大変難しかったが、修了証をもらえとても嬉しい」という声が寄せられた。

その他の修了者からは「憧れたキャンパスでの対面講義はオンライン上だけでは得られない知的興奮を得ることができた(20代、男性)」「他の受講生とのディスカッションのおかげで学習を深めることができた(60代、女性)」「何かを学び、考える楽しさを堪能した。数十年ぶりの『証書』は私の宝物」といった声が寄せられているという。

■講座開発責任者・東京大学大学院山内祐平准教授のコメント
また本講座の開発責任者である東京大学大学院情報学環山内祐平准教授からのコメントを紹介しよう。

「講座開発責任者として3600名を超える方々に修了していただいたことに大変うれしく思っています。修了率が高かったのは、講座開発の工夫に加え、母国語である日本語で学べたことや勤勉な日本人学習者の特性などが影響していると考えています。掲示板でのディスカッションも活発に行われ、ミートアップ(受講者による自発的な勉強会)も開催されるなど、“Coursera”や“edX”などグローバルMOOCのよい文化を引き継げたことを実感しています。また、地域MOOCの特徴を生かし対面授業と組み合わせた『反転学習コース』では、80%という遠隔教育としては異例の高い修了率を実現できました。今後世界に向け
てその成果を発信するとともに、MOOCを基盤とした新しい学習の仕組みについてさらなる研究開発を進めていきます。」(東京大学大学院情報学環山内祐平准教授)。

■「gacco」(ガッコ)

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