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定規風のデバイスも登場! 進化し続けるタッチパネル向け入力環境【デジ通】

ITライフハック / 2014年6月25日 13時0分

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スマホやタブレット操作の基本は、画面タッチによる操作だ。マウスやキーボードを接続すれば、もちろん動作する。また指でのタッチ操作に代わるペン入力に対応したタブレットも増えてきている。現時点でディスプレイ上で快適なペン入力ができるのは、電磁誘導方式に対応したディスプレイと対応ペンの組み合わせとなる。ペン入力に対応する製品はいくつかあるが、最も高品質な製品はペン自体の角度や筆圧を検知し、紙にペンで書くような書き心地を得られる製品もある。

■電磁誘導方式でなくてもペン入力ができるスタイラス
一般的なスマートフォンやタブレットには、ペン入力をサポートしていない。一部の機種に専用のスタイラスが付属している程度で、大半のスマホとタブレットはペン入力は不可である。こうしたスマホやタブレットでも、快適にペン入力ができる周辺機器がいくつか登場している。

たとえばペン入力に対応していないタブレットの1つにiPadシリーズがある。iPadシリーズ以外のAndroidタブレットでも、ほとんどの製品のタッチパネル液晶は静電容量式を採用しており、指によるタッチ操作が快適になるように最適化されている。指に似たような材質をペン先に採用すればペン入力が可能になるわけだ。このため、ペン入力に対応していないタブレット用のスタイラスペンは、指の代わりになるゴムのような材質でできていることが多い。

こうしたスタイラスペンは、数百円程度から販売されている、ただし、ペン先が太さや材質の影響で、電磁誘導式のペンに比べて書き心地が良くない。最近登場しているのが、ペン先に静電気を発生させることで、細いペン先でも静電容量式のタッチパネルに対応したスタイラスペンだ。ペン先が細くなるため、書き心地はより実際のペンに近づく。さらにBluetooth接続で端末本体と接続し、アプリ側もペン入力に対応することで、書き心地をペンにより近づけようとする製品もいくつか登場してきている。

ペン入力に対応したタブレットは、画面に手を置いて書く際に、置いた手による誤動作を防止するパームリジェクションという機能が搭載されており、に本体の機能として標準で対応している。静電容量方式のペン入力に対応していないタブレットは、アプリ側でパームリジェクションに対応する必要がある。

たとえばAdonitのペンはiPadのEvernoteやPenultimateに対応し、アプリ側でパームリジェクションにも対応する。iPadのタッチパネル上に手を置いていてもペン入力以外を受け付けないようになっている。Adonitのペン先を利用したAdobeのInk and Slideは日本では2014年末に登場する予定だ。

Ink and Slideは、その名が示す通りAdonitのペン先を利用した「Ink」と定規のように使えるデバイスの「Slide」で構成される。このInkとSlideはAdobeの対応アプリと組み合わせて使うことでフリーハンドによるイラストだけではなく、直線や多角形といった図形も書きやすくなっている。

このペン製品は1万円前後。AdobeのInk and Slideは2万円前後と周辺機器としては安くはないが、こうした周辺機器が数多く登場してくることで値段も落ちてくるわ。こうした機器が充実してくることで本来はペンに対応しないタブレットでも、ペン入力による操作性が年々向上していくことになるだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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