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ハウス食品の調査で三食しっかり取っても子供たちの8割に「新型栄養失調」のリスクがあることが判明!

ITライフハック / 2018年11月19日 15時0分

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ハウス食品は、現在「満点を、摂ろう。」キャンペーンを実施中だ。その一環で子どもの食を考える特別授業ムービー「満点栄養教室」を特設サイトおよび公式Youtubeチャンネルにて公開中である。かなりショッキングな内容だが非常に大事なことので紹介したい。

同社の調査によると「8割の子供たちに、新型栄養失調のリスクがあること」が判明したという。

■三食しっかり取っているのに栄養失調の危機って?
ハウス食品は、日常的に三食しっかりと取っている6歳から8歳の子供を持つお母さんたちを対象に、直近3日間に子供たちが食べた料理の食材と分量について調査を実施したという。

その結果、83%の子供たちが「炭水化物」や「たんぱく質」「脂質」の三大栄養素については子供たちの成長に必要な量を摂取できていることが判明。ところが三大栄養素の働きを調整し、助ける役割を果たす大事な栄養素である「ビタミン」、「ミネラル」、「食物繊維」が、あまり摂取できていないことがわかったという。

これら「ビタミン」、「ミネラル」、「食物繊維」が慢性的に不足すると、新型栄養失調になると言われており、今回の調査結果と照らし合わせると実に83%の子供たちに新型栄養失調のリスクがあると言っていいことになる。



■新型栄養失調って何?
新型栄養失調とは、食事によって接種する「カロリー」は足りているのに、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、体に必要な栄養素が不足している状態のことを言う。「○○だけ」「○○抜き」といった偏った食事などが原因なことが多い。これになると「疲れやすい」「風邪をひきやすい」「肩が凝る」などの様々な体調不良を引き起こしてしまう。最近では、老若男女問わず偏食が原因となり新型栄養失調になる人が増えているという。最近疲れやすいなんて思っているアナタ、ひょっとしたら新型栄養失調かも・・・。



■調査実施概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査時期:2018年9月
調査対象:東京都在住・女性・25歳~49歳
調査タイトル:「子どもたちが普段食べている食事」
調査その他条件:6~8歳の子を持つ女性
子どもが朝昼晩と母親が作った料理を食べていること
本調査設問数:22問
サンプル数:100人
調査方法:①子供が調査日の直近3日間に食べた食材と分量を選択してもらう
②.①をもとに、子供の新型栄養失調患者が不足しがちと言われている「鉄」、「カルシウム」、「ビタミンA・B1・B2・C」、「食物繊維」が一食当たりの必要量に足りているかを数値化(※)。

※:管理栄養士・旬菜料理家伯母直美先生ご協力のもと、子供が摂取した各食材の栄養素を算出。また、摂取すべき栄養素の基準値は厚生労働省発表“日本人の食事摂取基準”に基づいて算出。

こうしたことを踏まえてハウス食品が作成したムービーを見て欲しい。


・子どもの絵から浮かび上がった事実とは!? #満点を摂ろう

この動画は、小学生の子供たちを集めて、直近の三日間に食べた料理を絵に描いてもらった。管理栄養士で旬菜料理家である伯母直美先生に協力してもらい、描かれた絵の中の食材に含まれる「鉄、カルシウム、ビタミンA・B1・B2・C、食物繊維」を小学生の必要摂取量と比較し、100点満点にて算出したという。

子供たちに描いてもらった絵の中から、一般的なメニューであること、子供が好きなメニューであることを基準に選定し採点した結果、全体の平均点は48.3点となったという。クリームシチューのある献立(サラダ・ライス)は91.5点。クリームシチュー単品だと75.6点と高得点となった。クリームシチューが高得点な理由は後述。

■現代人は栄養摂取のバランスが悪い。特に子供の栄養の偏りには注意!
この調査に協力してくれた管理栄養士・旬菜料理家の伯母直美先生によると、スーパーやコンビニなどで手軽に食事調達できる昨今、炭水化物(パン・麺・ご飯)、たんぱく質(肉・魚料理)、脂質は、外食でも摂取しやすいが、体の成長に欠かせないビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養素まで含めてバランスよく摂取するのは難しいとのこと。

大人とは違い子供の成長期に必要とする栄養素が不足すると、子供の体と心の成長にも影響を及ぼす可能性があるという。

伯母先生によると、子供によっては「野菜が嫌いで残してしまう」といったことにより、野菜から摂取できるビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素があまり摂取できていないと語る。「うちの子、野菜が嫌いだから・・・」と野菜の量が十分ではない「子供好みのメニュー」をついつい作ってしまうお母さんたちが多いという現実がある(伯母先生)。

「日常の食生活で“栄養バランス”を心がけ、お子さん世代に必要とされる栄養を取り入れやすいメニューが大切です」と伯母先生。

■「新型栄養失調には、煮汁ごと栄養摂取できるクリームシチューがおすすめ!」
ということで伯母先生に新型栄養失調対策に向くメニューを伺ったところ、クリームシチューがおすすめとのこと。

「クリームシチューは肉類、魚介類、乳製品等からたんぱく質を摂取しやすく、定番野菜のじゃがいも、にんじん、玉ねぎや旬野菜のブロッコリー、レンコン、白菜、かぶ、ほうれん草、小松菜、きのこなどからビタミン・ミネラル・食物繊維が摂取しやすいおすすめのメニューです。さらに彩りを基準に入れる食材を選ぶと栄養バランスも整いやすくなります。

また、お子さんが好きなクリーミーな味付けで苦手な野菜なども食べやすく、ひとつの鍋で食材を全て煮込み、煮汁ごといただけるため、通常であれば水に溶け出し失われてしまう野菜の栄養素も摂取しやすいメニューです。

戦後の慢性的な栄養不足を補うために学校給食で生まれたのが小麦粉と脱脂粉乳を使った白シチューですが、現代の栄養失調にもクリームシチューがおすすめです。

ぜひご家庭でも愛情がたっぷり詰まったあたたかいクリームシチューをお子さんに作られてはいかがでしょうか」


伯母直美先生(うばなおみ)
管理栄養士、旬菜料理家、東京在住
東京家政学院大学卒業。エコール辻・東京日本料理カレッジ卒業。赤堀料理学園フードコーディネーター科卒業。現在、旬菜料理家として、野菜の収穫体験もできる料理教室「暮らしのRecipe キッチンスタジオ」主宰。2児の母でもあり、親子で参加できる料理教室や、行政などの食育講座など積極的な活動を行う。

■伯母先生監修のクリームシチューレシピ&栄養を摂取しやすい作り方を公開!
ということで伯母直美先生に、子供たちに不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維もバランスよく摂取できるクリームシチューのレシピや栄養を摂取しやすい作り方を考案してもらったので紹介しよう。

<材料:5皿分>
鶏もも肉…大1枚(300g)
玉ねぎ…中1・1/2個(300g)
じゃがいも…中2個(300g)
にんじん…小1本(150g)
マッシュルーム…1パック(100g)
ブロッコリー…1個(300g)
クリームシチュールウ…(5皿分)
牛乳…150ml
サラダ油…小さじ2

■栄養を摂取しやすい作り方ポイント
1)にんじんは皮をむかずに、そのまま使用する。
2)ブロッコリーは花蕾だけでなく、茎の部分も皮をむいて直接入れ、蒸し煮にする。
3)ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富なきのこも入れる。



新型栄養失調のリスクは、子供たちだけではなく、我々大人たちにも当然ある。であるなら、今回紹介しているレシピは、大人たちであっても効果があると考え、たまには野菜たっぷりのクリームシチューなどを作ってみてはいかがだろう。

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