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自動的にカテゴリー分けしてくれメール処理が劇的に楽になったGoogleの「Inbox」【デジ通】

ITライフハック / 2014年11月4日 13時0分

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GoogleがGmail用の新しいクライアント「Inbox」をクローズドでリリースした。現在、iOS、Android、Chromeブラウザーで利用可能だ。ただし、招待制のため、全員が利用できるわけではない。筆者は運良くリリース直後に招待を受けることができたので10日ほど利用している。

とりあえずの感想としては一般的なメールクライアントとはコンセプトが異なるツールになりそうだ。Gmailアカウント用のツールなので他のメールサーバーのメールは直接このクライアントツールで処理できないのが残念だが、普段Gmailアカウントで大量のメールを扱うよう人には便利なメールクライアントになりそうだ。

一般的に、現行のGmailを含めたメールクライアントは、届いた順にメールが並び、未読の件数が積み上がっていく。大量に届いたメールの仲からユーザーにとって優先度が高い順にメールを選んで読み、返事が必要なら返事をするなどして処理をしていく。振り分け設定をしたメールは、フォルダに自動的に振り分けられるが、いずれにしても届いたメールの一覧からユーザーが必要なメールを明示的に取捨選択して処理する必要がある。

新しいInboxは、届いたメールは、その内容に応じて自動的に振り分けされ、優先度の高いメールだけを読めるようになっている。

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現在の仕様では、「Travel」、「Purchases」、「Finance」、「Social」、「Updates」、「Forums」、「Promos」という7つのBundleという名称のカテゴリーがデフォルトで設定されている。Travelなら旅行関連のメール、Purchasesなら買い物をした際の明細関連のメールのように、関連分野毎のメールが自動的にこのBundleの中に集まるようになっている。

これは、サーバーがメールの内容から判断して自動的に振り分けており、もちろん間違うこともある。ただし、簡単に修正できるため、Gmailでのフィルターを設定するような手間は一切不要だ。Gmailで作成したフィルターをこのBundle一覧に入れることも可能で、Bundleを表示するタイミングも、メールが届いたとき、1日に1度などと設定可能で、通知もBundleごとに設定できる。

このおかげで仕事中にメールを確認する際、買い物明細や、キャンペーン情報、どうでもいいメールマガジンいった、毎日大量に届く仕事とは直接関係ないメールは自動的にカテゴリー分けされ、大量に届くメールの中から、重要なメールを探し出す手間が大幅に減る。Inboxが持つこの自動的なカテゴリー分けだけでも、従来よりもメール処理は大幅にはかどるようになる。

ちょっと使っただけで、ここまで便利なのだから正式リリースまでに、さらに便利に進化して行くことを大いに期待していいだろう。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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