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NVIDIA SHIELDタブレットがAndroid 5.0 Lollipopへアップデート開始【デジ通】

ITライフハック / 2014年11月19日 13時0分

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つい先ごろ、NVIDIAが自社のTegra K1を搭載したAndroidタブレット「SHIELDタブレット」のAndroid 5.0(Lollipop)へのアップデート配布をアナウンスした。11月下旬にも配布が落ちてくるかなと思っていたところ、なんとアナウンスから1週間も経たない11月18日よりアップデートが開始された。

Lollipopへの順次対応が始まっているGoogleのNexusシリーズとほぼ同じタイミングでのアップデートとなっており、SHIELDタブレットユーザーは最新のAndroid環境をすぐに利用できることになる。筆者も所有しているSHIELDタブレットのアップデートが行えたので、そのアップデート内容と簡単な使用感をレポートしたい。

アップデート作業は通常のOTAでのアップデートと同じでAndroidの設定画面から行える。およそ688MBのファイルをダウンロードする必要があるが、筆者のネットワーク環境ではダウンロードを含めたアップデート作業自体は1時間以内で終わった。アップデートが終わると、従来とは全く異なるロック画面が現れる。

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アップデート前とはロック解除後のホーム画面も全く異なっており、Android 5.0に先だってアップデートされているGoogle関連アプリで採用されたマテリアルデザインをOSで実装したことがよくわかるようになっている。見た目が全く異なり、操作感も若干異なるので、他のOSのアップデート時と同じように、従来と同じ使い勝手を期待している人の中には気に入らない部分もあるかもしれない。

ただ、SHIELDタブレットのような尖がった製品を選ぶようなコアユーザーは、こうした環境の変化には柔軟に対応できると思われるので、特に問題はないだろう。

NVIDIAでは、このAndroid 5.0の対応に合わせて、従来はBETA版だったクラウドゲーミングのGRIDの北米でのサービスを開始した。北米におけるSHIELDオーナーはGRIDのゲームを楽しめるようになるが、日本を含むアジアでの展開は2015年が予定されているので、少々お預けとなる。GRIDの特徴は720pで60fpsが可能で、クラウド上のGRID自体のパフォーマンスも高いという点だ。日本での正式展開に期待したい。

これ以外に日本でも体感できる大きな変更点は、物理エンジンを活用したペイントソフトの「Dubbler 2.0」だ。マテリアルデザインを採用したUIへの変更、レイヤーのサポートで従来はどちらかというと技術デモのようなアプリだったが、今回のバージョンからは本格的な「お絵かき」にも対応できるようになった。

また、ゲーム用のタブレットとしながら、ゲームの数はそれほど多い状況ではなかったSHIELDタブレットだが、GRID含めて、順次対応ゲームが公開されていくようで、今後が楽しみな状況となっている。
ほとんどのアプリは問題なく動作するようだが、アップデートのため一部動作しなくなったアプリもあるようだ。先述したように使い勝手が多少変わるので、全員にアップデートを推奨するわけではないが、そうした点を含めたとしてもSHIELDタブレットユーザーには価値のあるアップデートになっていると筆者は思っている。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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