ようこそ、光学65倍ズームの世界へ! キヤノン「PowerShot SX60 HS」撮影体験レポート

ITライフハック / 2014年12月5日 17時0分

写真

2013年におけるデジタルカメラの世界市場規模は約6400万台だった。近年では、大判の撮像センサーを搭載した「高級コンデジ」と呼ばれるカメラや光学高倍率ズームレンズを搭載したカメラなど、レンズ一体型のコンパクトデジタルカメラならではとも言える付加価値が高い性能を備えた機種が注目を集めている。(※キヤノン調べ)

そうした状況を踏まえキヤノンは、「新デジ一眼や高級デジカメ、光学65倍ズーム機を発表!キヤノン デジタルカメラ新製品発表会」という記事でも紹介したように、超広角から超望遠までさまざまな被写体を撮影できる「PowerShot SX60 HS」を、2014年10月3日より発売した。

「PowerShot SX60 HS」は、「PowerShot SX50 HS」(2012年9月発売)の後継機にあたるモデルだ。元々PowerShot Sシリーズの中で1けた型番は高倍率の光学ズームを搭載するモデルであった。それがPowerShot Sシリーズを離れて独立しPowerShot SXシリーズとなった。現在PowerShotの中で「SX」と付いているだけで、高倍率ズームモデルであると判別できるようになっている。

今回幸運にも「PowerShot SX60 HS」に触れる機会を得た。新型SXの実力がどうか気になる人もいると思うので実際の使い勝手を紹介したいと思う。

■見え過ぎ注意! 1365mm相当のズーム
「PowerShot SX60 HS」の最大のウリは、超広角から超望遠まで対応したレンズを備えている点だ。21mm-1365mmという焦点距離をこれ一台でカバーするので、取材や発表会、トレードショウなどでデジカメが欠かせない筆者には何かと心強い。

超望遠は光学65倍ズームと高倍率で、それだけでも十分なのだが、デジタルズームとの併用(プログレッシブファインズーム)ではなんと最大130倍のズーム撮影が可能だ。

とはいえデジタルカメラにあまり詳しくない人は、光学ズーム倍率やレンズサイズを聞いても、いまいちピンと来ないだろう。そこで今回は、東京のランドマークとも言えるスカイツリーを比較のために撮影してきた。

撮影日は、時折小雨が降る条件の悪い日であったが、それでも明るく綺麗に撮影することができた。光学1倍(21mm)では、「超広角」と言われるように幅広い範囲を1枚の写真に収めることができている。集合写真などで、その威力を発揮しそうだ。

光学1倍(21mm)ではビル群の中に埋もれてしまっている。

光学1倍(21mm)ではビル群の中に埋もれてしまっている。

光学65倍(1365mm)は、光学での最大ズームだ。展望台の上に設置されたアンテナをしっかりと捉えており電波塔としてのスカイツリーの姿を再認識させてくれた。

光学65倍(1365mm)。上部のアンテナ部分を鮮明に捉えている。

光学65倍(1365mm)。上部のアンテナ部分を鮮明に捉えている。

プログレシブファインズーム130倍(2730mm相当)は、光学とデジタルのズームを併用した最大ズームだ。光学ズームの限界を超え、アンテナのひとつを鮮明に拡大できた。これはもう見え過ぎちゃって困るくらいだ。

プログレシブファインズーム130倍(2730mm相当)。ここまで見える必要性はあるのか?

プログレシブファインズーム130倍(2730mm相当)。ここまで見える必要性はあるのか?

実際に撮影してみてわかったことだが、持ちやすいグリップとレンズシフト式手ブレ補正機能により、高倍率時でも手ブレを抑えて安定した撮影ができた点だ。プログレシブファインズーム130倍(2730mm相当)を見れば明らかだが、手持ちであるにも関わらず、アンテナのひとつをブレずに鮮明に捉えることができている。

持ちやすいグリップ

持ちやすいグリップ

ズームとは逆の広角に関しても本製品は優秀だ。ワイド端21mmの超広角を活かして広い範囲を撮影できる。ふだんの何気ない撮影だけでなく、ここ一番の撮影時にも、その真価を見せてくれるだろう。

光学1倍(21mm)の超広角。かなりの範囲をカバーできる。

光学1倍(21mm)の超広角。かなりの範囲をカバーできる。

FacebookやTwitterを見ていると、身近な花を撮影して投稿する人も意外に多い。そこでマクロを使って花を撮影してみた。背景がいい感じでボケているのがわかる。

マクロを使って花を撮影してみた。ボケ味が出ていることで立体感を感じさせる。

マクロを使って花を撮影してみた。ボケ味が出ていることで立体感を感じさせる。

■高倍率ズームと小型化を両立させた、デジカメ2機種
「PowerShot SX60 HS」は一眼レフカメラよりは小さいとはいえ、ビジネスバッグやポケットに入る本体サイズ、いわゆるコンパクトデジカメ(コンデジ)とは言えない。そこで本製品以外の選択肢を、ここで紹介しよう。

●光学30ズーム×動画のコンパクト機「PowerShot SX700 HS」
コンパクトで持ち歩きに適した高倍率ズーム機が欲しい人におススメなのが「PowerShot SX700 HS」だ。本製品は、光学30倍ズーム(プログレッシブファインズーム60倍)のズーム撮影が可能であり、動画撮影もサポートする。

歩き撮りの際に起こりがちな激しい手ブレに威力を発揮する「ダイナミックIS」を強化。水平・縦回転の光学式手ブレ補正をはじめ、平行移動の電子ブレ補正や歪み補正も実現。高度にブレを抑制し、よりハイクオリティーな動画撮影が楽しめるようになっている。

光学30倍ズームで、動画撮影も可能な「PowerShot SX700 HS」

光学30倍ズームで、動画撮影も可能な「PowerShot SX700 HS」

●Wi-Fi対応!光学18倍ズームのスリムボディー機「PowerShot SX600 HS」
とにかくスリムなデジタルカメラが欲しい人におススメなのが、高倍率と小型化を両立させた「PowerShot SX600 HS」だ。本製品は、光学18倍ズーム(プログレッシブファインズーム36倍)なので、ズーム機能は「PowerShot SX700 HS」に比べて若干劣るが、薄さ26mm、重さ約164g(バッテリーおよびメモリーカードを含んでも約188g)と、気軽に持ち運べるボディーサイズと重さが大きな魅力だ。

Wi-Fi機能を内蔵しており、撮ったその場でスマートフォンやパソコンへの送信、あるいはSNSへのアップが可能だ。

 Wi-Fi対応で、光学18倍ズームのスリムボディー機「PowerShot SX600 HS」

Wi-Fi対応で、光学18倍ズームのスリムボディー機「PowerShot SX600 HS」

以上のようにPowerShot SXシリーズを紹介した。特に「PowerShot SX60 HS」は超広角から超望遠までをサポートする高倍率ズームのデジタルカメラの中でもピカイチの性能を持っていることが分かってもらえたと思う。大きさは、コンデジとは言えないが一眼レフカメラ並みのボケ味が出せる点でも、大いに魅力がある。オールマイティなデジタルカメラを探しているという人に自信を持っておススメできる製品と言えるだろう。

■「PowerShot SX60 HS」製品情報
■「PowerShot SX60 HS」スペシャルサイト

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