東海大学がJMOOC講座「海から考えるこの星の未来:海洋学への誘い」を配信
ITライフハック / 2015年2月9日 17時0分
東海大学では2月23日(月)より、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(略称:JMOOC)が中心となって運営されている大学講座配信プラットフォーム「Open Learning Japan」において、同大学海洋学部長・海洋地球科学科千賀康弘(せんが やすひろ)教授をはじめとする17名の教員による総合海洋学講座「海から考えるこの星の未来:海洋学への誘い」を配信する。
■同講座の目的
地球環境は、温暖化や異常気象、生物多様性の損失など、様々な危機に直面しており、これらの環境問題の多くには海が密接に関わっている。人類は太古より海の恵みを享受し、海とともに生きることで文明を築き上げてきた。この先の未来においても、海の恵みを享受し続けるためには、海の真の姿を知るとともに、海と人類との関わり方を考えることが重要であるといえる。
同講座では、海の仕組みゃ海洋生物の生態、海洋環境の保全などをはじめ、文系・理系が融合した総合的かつ実践的な学問「海洋学」の講義を実施。また、各講義とも15分程度のコンパクトな構成(週1~2時間×4週間程度)となっており、毎週末に行われる確認テストや最終レポートの提出など最終的に定められた修了条件を満たした受講生には修了証が発行される。講座の概要は以下、
■JMOC講義概要
・講座名:「海から考えるこの星の未来:海洋学への誘い」
・講師:千賀康弘(東海大学海洋学部長・海洋地球科学科教授)ほか16名
・受講可能期間:2015年2月23日(月)~4月6日(月)
・講義内容:
第1週目「今、海で何が起こっているのか」
海に関わる様々な分野の研究者から「今、海で何が起こっているのか?」「どんな課題があるのか?」といった点を紹介。
「海洋学への誘い」講師:千賀康弘
「海洋と地球環境問題」講師:久保田雅久
「海洋資源開発と海洋空間利用」講師:渡追啓介
「海洋と人聞社会」講師:山田吉彦
「国際社会と資源管理」講師:大久保彩子
「生物多様性と生態系サービス」講師:石川智士
第2週目「海のメカニズムと働き」
海と気候の関係、植物プランクトンと二酸化炭素の関係など、海の物理的・化学的なメカニズムを学ぶ。また、海を調査する方法などについても紹介。
「海洋変動と気候」講師:植原量行
「海洋の物質循環」講師:成田尚史
「陸と海のはざま」講師:仁木将人
第3週「海洋生物の神秘を探る」
海の食物連鎖と沿岸から深海までの「海の生き物Jの姿について学び、海の生態系の基本的な知識を身に付ける。
「海洋の生物生産」講師:大泉宏
「深海性魚類の知られざる世界」講師:福井篤
「海の隣人たち」講師:田中克彦
第4週「海を守り、海を育む取り組み」
本学海洋学部が取り組んでいる海に関わる地域連携や海洋教育など、いくつかの活動を紹介しながら、「海の知識」をどのように活かしていけば良いかという点について考える。
「海の知識の活かし方」講師:川崎一平
「水族館の役割」講師:秋山信彦
「海の知識を活かした普及活動」講師:伊藤芳英
「海と環境の理解」講師:吉川尚
「海のエネルギーの‘活用」講師:田中博通
受講申込方法
1)Open Learning, Japan(https://open.netlearning.co.jp)にアクセスし、本学の講座を選択。
2)「受講登録」をクリック(会員登録が済んでいない人は、会員登録画面が表示されるので、必須項目を入力の上、登録を行う)。
3)受講登録の際に指定したメールアドレスにユーザーIDが届く。パスワードは登録の際に指定したものを使用すればOK。
■JMOOC(Japan Massive Oven Online Courses)について
近年、欧米諸国を中心にMOOCと呼ばれる教育サービスが急速に広がりを見せている。MOOCとは、大学レベルの講義をインターネットを通じて無料で配信するもので、一定条件を満たした受講生には修了証が発行されるシステム。
インターネットの環境さえあれば世界中の誰もがこれらの講義を受講することが可能。ただし全て英語で配信されることが日本人にとっての大きなハードルとなっていた。このため、日本版MOOCの普及・拡大を目指して、2013年に日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が設立され、日本国内の大学が順次講座を開講している。
■海から考えるこの星の未来:海洋学への誘い
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