Googleがスタートアップ支援 「Google for Startups Campus」都内に開設

ITmedia ビジネスオンライン / 2019年6月18日 15時28分

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Google for Startups Campusのイメージ(提供:Google)

 Googleは6月18日、スタートアップ支援施設「Google for Startups Campus」(以下、Campus)を2019年中に東京・渋谷に開設すると発表した。起業家向けのコミュニティースペースとして渋谷駅付近の高層ビル「渋谷ストリーム」内にオープンし、ワークスペースや研修プログラムなどを提供。次世代を担うスタートアップ企業を育てるという。

 Campusは、Googleが行っているスタートアップ支援施策の1つ。事業を始めたばかりの企業や、事業拡大に向け支援や融資が必要な企業を対象に、開発やグローバル展開へのサポートなどを行っている。現在、ロンドン(イギリス)、マドリード(スペイン)、サンパウロ(ブラジル)、ソウル(韓国)、テルアビブ(イスラエル)、ワルシャワ(ポーランド)に拠点があり、東京は7拠点目となる。

 Campusでは、「Residency Program」という支援プログラムも用意する。Googleの審査に通った企業は、Campus内の専用ワークスペースを半年間無料で使える他、企業ごとの成長プログラムや、Google社員とのメンター制度などを利用できるようになる。

 参加企業はCampusオープン後に募集し、20年初頭から実施予定。AI(人工知能)やブロックチェーン、フィンテック、バイオテクノロジーなど分野は問わないが、「製品やサービスがグローバル展開できるか」「グローバルでも成長できる企業か」などを選定基準の1つにするとしている。

 同社でスタートアップ支援を担当するマイケル・キム氏(Google for Startups Partnerships Manager)は「スタートアップの立ちあげには、さまざまな支援が必要だ。テクノロジーカンパニーであるGoogleの知見を生かして、製品開発や起業機会の創出など、さまざまなサポートを行う」と話す。日本では機械学習、AI、ハードウェアなどの分野に期待している他、女性起業家支援も積極的に行っていくという。

 「起業機会の少ない母親向けの支援プログラム『Campus for Mams』などは、東京でも非常に大きな可能性があると考えている。日本でも、女性の起業を支援する取り組みをできれば」(キム氏)

 Googleによれば、2018年に全世界6拠点のCampusで生まれた仕事は4500件、資金調達額は約8億ドル、メンターシップや研修プログラムを受けた人数は1万4000人に上るという。現時点でCampusを使って収益を上げる予定はなく、Campusのチームはスタートアップ支援に注力するとしている。

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