「チョコモナカジャンボ」のモナカは、なぜパリパリなのか 工場に潜入してみた

ITmedia ビジネスオンライン / 2019年8月28日 8時21分

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「チョコモナカジャンボ」の工場に潜入!

 アイス市場が“溶けそう”なくらいに盛り上がっている。日本アイスクリーム協会の調査によると、2018年度のメーカー出荷額は5186億円で、7連続で伸びているのだ。「ずいぶん前から好調なんだな」と思われたかもしれないが、この数字に驚いてはいけない。18年連続で売り上げを伸ばしている商品があるのだ。森永製菓の「チョコモナカジャンボ」(希望小売価格140円)である。

 チョコモナカジャンボが産声をあげたのは、47年前のこと(当時はチョコモナカで発売)。発売当初から好調なのかと思いきや、売り上げは「そこそこ」。このままではいけないということで、1996年にセンターのチョコソースを板チョコに変えて、モナカの山を12山から18山に。サイズを1.5倍にしたものの、売り上げは「そこそこ」のまま。このままでもいけないということで、同社は“鮮度”に着目した。

 このように書くと、チョコモナカジャンボを愛する人はピーンときたはず。モナカを“パリパリ”にしたのだ。パリパリさせるために、どのようなことをしたのか。研究所でアイスの配合を変え、営業は在庫管理を徹底することに。ただ、気になることがひとつ。工場でどんなことに取り組んだのか、である。普段、工場見学は受け付けていないが、どうしてもこの目で確かめたかったので、特別に潜入させてもらった。

 18年連続で売り上げを伸ばしているアイスは、どのようにしてつくっているのか。モナカのパリパリ感を出すために、どのような工夫を凝らしているのか。神奈川県大和市にある工場で、製造部の部長を務めている藤井健也さん(森永エンゼルデザート)に、話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●端の端までチョコをコーティング

土肥: チョコモナカジャンボを生産している工場にやって来ました。小田急電鉄江ノ島線の鶴間駅を下車して、てくてく10分ほど歩くと、「チョコモナカジャンボ」と書かれた看板がどーんと目に入ってきますよね。アイスをつくっているところなので、「凍えるような寒さなんだろうなあ」と思っていたら、それほどでもなくて、取材当日の室温は22度。あまり寒くするとアイスがカチンコチンになってしまって、暑くすると溶けてしまう。ちょうどいい室温は20~22度くらいだそうで。

 さて、前置きはこれくらいにして、アイスをどのようにしてつくっているのか。機械音がものすごくうるさいなかで、商品がどんどん流れていますよね。

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