『ろくでなしBLUES』作者・森田まさのりが語る「『べしゃり暮らし』は一生描き続ける」宣言の真意

ITmedia ビジネスオンライン / 2019年11月13日 7時0分

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森田まさのりさんとタカハシアキラさん(右)

 累計発行部数5000万部を超える漫画『ろくでなしBLUES』。1988年から97年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載され、東京都・吉祥寺にある帝拳高校を舞台としたヤンキーたちによる学園モノ漫画で、ジャンプ史に残る名作だ。主人公・前田太尊の不器用ながらも強くて優しいキャラクター、自分の思いに真っすぐに生きる姿は多くの読者の心をつかみ続けている。

 その『ろくでなしBLUES』や野球漫画の『ROOKIES』、お笑いを題材にした学園モノ漫画『べしゃり暮らし』の作者である森田まさのりさんが、9月24日に初めて漫画ではない書籍を上梓した。タイトルは『べしゃる漫画家』。写真家のタカハシアキラさんが、森田さんの日常や活動をレンズに収めたことをきっかけに誕生した本で、2人の共著となっている。森田さんが仕事場で鬼気迫る表情で原稿執筆に集中する様子などを収めたタカハシさん撮影の写真をはじめ、森田さんの仕事観や哲学に触れたインタビューが載っている。

 この本の出版イベントでは森田さんとタカハシさんのほか、本の構成や原稿を担当したライターの唐澤和也さんの3人が対談し、その模様については記事の中編、『ろくでなしBLUES』作者・森田まさのりが50歳を過ぎてから「M-1グランプリ」に挑戦した理由でお届けした。

 後編となる今回は、『ろくでなしBLUES』の四天王の1人である鬼塚がいかにして誕生したのかといった秘話や、森田さんがなぜ「『べしゃり暮らし』は一生描き続ける」と宣言しているのか、その真意に迫った。

●『ろくでなしBLUES』の鬼塚はいかにして生まれたか

唐澤: (前編から)僕も皆さんに聞いてみてもいいですか? 森田さんには3作品あるんですけど、特に好きな漫画で、『ろくでなしBLUES』の方。(7割くらいの手が挙がる)。ははあ。『ROOKIES』の方。じゃあ残るは『べしゃり暮らし』。

森田: 1人2回挙げてもいいですよ。

唐澤: ありがとうございます。すごいですね。デビュー作。ちょっと『ろくでなしBLUES』の話をしておきましょう。

森田: 『ろくでなしBLUES』……。あんまり思い入れはないですけど。

唐澤: そんなことないじゃないですか、書籍には四天王の1人、鬼塚誕生秘話も書かれていますよ。

森田: ああ鬼塚ね。まあ主人公の前田太尊があんな感じなので、正反対の伝説な感じの鬼塚を出そうと。そんなこと言っていましたっけ。

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