「タピオカバブル」がコロナで大崩壊 “聖地”原宿の閉店ラッシュと各社の生き残り策

ITmedia ビジネスオンライン / 2020年9月16日 6時30分

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ゴンチャの原宿表参道1号店は閉店した

 タピオカ専門店が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、大崩壊を起こしている。

 今年に入って、タピオカ専門店が集中的に出店する聖地、東京・原宿界隈(かいわい)では、少なくとも10店が緊急事態以降も続く来街者激減のため、持ちこたえられずに閉店した。その中には、大手のゴンチャ(貢茶)、ココトカ(CoCo都可)、パールレディといった、新型コロナの流行前は行列が絶えなかった有名チェーンの店舗も含まれている。台湾式かき氷専門店で長蛇の列をつくっていたアイスモンスターも閉店したが、この店でもタピオカを販売していた。

 経営するチェーン本部では、もはやタピオカだけでは生き残れないと、「台湾ティーカフェ」としての再構築に躍起だ。

 最大手のゴンチャでは、新提案のお酢をベースにしたビネガードリンクや、コーヒーを新発売。メニューの多様化を進めている。

 タピオカブームの火付け役である春水堂では、新分野であるティーカクテルを提案。さらに、回転寿司のスシローは、台湾のシェアティーと組んで台湾茶専門店を新展開し、“お茶のスターバックス”を目指している。

 果たして、タピオカ屋は台湾ティーカフェとして再生できるのだろうか。

●“聖地”原宿の目を覆いたくなる状況

 筆者は9月13日(日曜日)の夕刻に原宿を訪れた。新型コロナ流行の第2波が下火になって、東京都も「Go To トラベル」への追加が検討されていると報道されたためか、竹下通りや表参道、明治通りの人通りはかなり戻ってきていた。8月の閑散とした状況とは異なっている。

 ただし、裏通りに入ると人影はまばらで寂しく、本格的な来街者の回復にはかなりの時間を要するように思われた。

 原宿界隈のタピオカ店における人気の凋落(ちょうらく)は、目を覆うばかりだ。今年の1~2月にはどの店の前も黒山の人だかりだったと記憶する。現在、全く顧客が来ないという店はさすがに少ない。だが、ほぼ並ばずに買える店ばかりになった。

 判明しているだけで、原宿エリアでコロナ禍により10店が閉店している。これだけ淘汰されても明らかなオーバーストアの状態で、タピオカバブルの崩壊を目の当たりにした。

 閉店したのは、最大手であるゴンチャ原宿表参道店、ココトカ原宿店、パールレディ原宿店、アルフレッド ティールーム原宿店、カムバイティー表参道店、コイティー表参道店、御黒堂原宿店、カフェナンバー原宿店、チャノン表参道店の9店。アイスモンスター表参道店も入れると10店だ。

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