時短せず「ノーマスク」で接客する店も 「ナメんじゃねーよ!!」と怒る“反逆飲食店”の言い分

ITmedia ビジネスオンライン / 2021年2月22日 17時43分

 このような手続を踏むので、実際に罰金に至るハードルは高いと思われる。

 改正特措法では、緊急事態宣言の前段階として「重点措置」が新設された。重点措置で命令に応じない場合は、20万円以下の罰金となる(緊急事態より上限が10万円安い)。また、立入検査を拒否した場合は、緊急事態宣言、重点措置を問わず、20万円以下の過料が科される。

 従って今後、新型コロナの第4波が来た場合、まず重点措置が発令されることになる。

 都道府県もいきなり罰金をとったり、店名・社名を公表しない。“反逆飲食店”に対しては、要請に従えない理由を説明する機会が与えられるので、その場で窮状を述べて交渉する余地がある。

●時短や休業に応じた理由とは

 大衆居酒屋の「屋台屋 博多劇場」や「大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん」などを経営する一家ダイニングプロジェクトは、東京都が大手外食企業に対しても1月22日から1店当たり1日6万円の時短協力金を支払うと決めたのを受けて、時短要請に従った。

 他の府県は、企業の規模を問わず時短協力金を支払っていた。一方、東京都だけは当初、資本金5000万円以下の中小企業や個人事業主を対象としていた。大企業を除外していたのは、資金の余裕があるためとしていた。

 同社は、協力金の支給対象から除外されては「社員、アルバイト、パートナー企業、サプライヤーの雇用を守れない」と表明。1月9日から70店中42店で時短要請に応じず、通常営業していた。

 居酒屋チェーン「肉汁餃子のダンダダン」約100店を経営する、NATTY SWANKY(ナッティースワンキー)も、一部を除いて時短に従わずに営業してきた。しかし、緊急事態下において、愛知県の3店以外時短営業している(2月16日午前10時時点)。

●もう付き合っていられない

 一方、時短要請に応じていたが、緊急事態宣言が1カ月延長されたため、もう付き合っていられないとばかりに午後8時以降の営業に踏み切る店も出てきた。

 都内で博多料理「ジョウモン」や肉料理「ミートマン」など10店の居酒屋を構えるベイシックスでは、現状5店で午後8時以降の営業を行っている。

 平日、六本木のミートマンは午前5時まで営業を行っていて、午前0時以降はスタッフがマスクを外している。

 ベイシックスの店舗は見つけにくい2等、3等立地が中心だ。目立った看板もなく、隠れ家のような落ち着いた雰囲気の店ばかりである。和モダンな空間で、トレンドを踏まえた洗練された料理を出す。決して高額ではないが、全般に客筋が良く、女性客が多い。かつてはインバウンドでも人気が高く、東京・西麻布にあった「てやん亭”」(現在は閉店)は、英国の権威ある日刊紙「ガーディアン」が2008年2月26日付で掲載した「東京の居酒屋トップ10」の1位に選定された。

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