時短せず「ノーマスク」で接客する店も 「ナメんじゃねーよ!!」と怒る“反逆飲食店”の言い分

ITmedia ビジネスオンライン / 2021年2月22日 17時43分

●ノーマスク営業は勧められない

 一般論として、ノーマスク営業は勧められない。

 日本フードサービス協会と全国生活衛生同業組合連合会が作成した、「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく 外食業事業継続のためのガイドライン」(2020年11月30日改正)には「全店舗入口及び店内に、食事中以外はマスクの着用をお願いする旨を掲示する」「カウンターでは、お客様と従業員の会話を想定し、従業員のマスク着用のほか、仕切りの設置などを工夫する」とある。

 また、同ガイドラインは「従業員の安全衛生管理」として、「店舗では大声を避け、マスクやフェイスガードを適切に着用し、頻繁かつ適切な手洗いを徹底する」「食品残渣、鼻水、唾液などが付いた可能性のあるごみ等の処理は手袋・マスクを着用してビニール袋等に密閉して縛り、マスクや手袋を着用して回収する。マスクや手袋を脱いだ後は、必ず手を洗う」などとしている。

 このように、顧客の安全にマスク、従業員の安全にマスク、店舗の衛生管理にもマスクを求めている。「まるでマスク警察のような息苦しさだ」「そんな業界団体にウチは所属していない」という反発の声も聞こえてきそうだ。しかし、こういったガイドラインを守らないと、国や行政が実施する「GO TO イート」のような支援策は、受けにくくなる。まず、無理だ。世間の理解も得にくい。

●保健所の見解は?

 保健所に確認したところ、新型コロナ患者の濃厚接触者はおおむね「マスクなしに、1メートル程度の距離で、15分以上の会話などをした場合」に認定される。つまり、従業員や顧客が感染していても、ノーマスクで2~3分、接客したくらいでは感染しないと見なされている。

 長時間の大声での会話が危ない。いくら手指を消毒しようが、体温を測ろうが、無症状者でも感染させるとされている。

 ソーシャルディスタンスを考えず、飛沫拡散防止のパーテーションも置かないお店があったとする。さらに、換気が十分でない空間で、満席状態だ。お客さん同士が酒の勢いも手伝い、大声でしゃべり合い、店員も場を盛り上げようと元気な接客をしていればどうなるか。飛沫が飛び交って、必然的に集団感染を引き起こすリスクが高くなる。

 現在、新型コロナは感染症法の分類で、結核などと同様の2類相当の指定感染症とされている。感染すれば、入院の勧告・措置がとられる。また、無症状者にも適用されるなど、2類より厳しい措置がとられている。入院の費用は、公費で負担する。入院を拒否したり入院先から逃げたりしたら、改正特措法により50万円以下の過料が科されることとなった。

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