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喫煙者の約9割、たばこ税「増税反対」 喫煙習慣を変えるつもりはあるのか?

ITmedia ビジネスオンライン / 2021年9月17日 10時5分

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「たばこ税に関する調査」を実施した

 モバイルリサーチ事業を手掛けるネットエイジア(東京都中央区)は、10月のたばこ税増税を踏まえ、「たばこ税に関する調査」を実施した。調査から、喫煙者の87.4%が増税に反対しており、36.0%が「喫煙習慣を変えない」と回答したことが分かった。

 たばこ税増税に関して、20代では69.0%が「反対」とした一方、60代は98.0%となっており、年齢が上がるにつれて反対票が多くなる傾向が見られた。喫煙者の中では、増税反対派が大多数を占める結果となった。

 賛否の理由について、賛成派は「自身がたばこをやめるきっかけになる・喫煙者減少につながる」が最多で38.1%。次いで「仕方がない」(28.6%)、「社会の役に立つ」(4.8%)と続いた。

 反対派は、「金銭的負担が増える・値段が高い」(51.3%)が突出して高い結果に。2位は「頻繁に上がりすぎ」(20.8%)、3位は「不公平感がある」(13.0%)となった。

 非喫煙者に同様の質問をしたところ、88.8%が増税に賛成し、反対は11.2%。40代(92.0%)、50代(94.0%)では増税賛成者が9割を超える結果となった。賛否の理由についての最多意見は、賛成派で「喫煙者減少につながる」(32.7%)、反対派で「税金を上げすぎ」(28.6%)となった。

●増税後、喫煙習慣を変える?

 「たばこ税増税後も自身の喫煙習慣を変えない」と回答した割合は36.0%だった。最も多かったのは「喫煙本数を減らす」の40.4%で、「禁煙」は12.0%という結果に。たばこ税増税後も喫煙を続ける選択をする人が多いことが分かった。

 また、「増税前にたばこを駆け込み購入・買いだめしようと思う」と回答した割合は合計で56.8%と半数以上に上った。特に増税に反対する割合が高かった50代(62.0%)と60代(65.0%)で駆け込み購入の傾向が見られた。

●たばこ税の活用法知っている?

 たばこ税の使い道に関する調査も実施した。一般財源(予算の配分において「使いみちを特定しない」ことを前提に計上する財源)に該当するたばこ税は、どのように使われていると思うか尋ねたところ、「街路・公園・下水道の整備や区画整理」(喫煙者54.6%、非喫煙者65.8%)が最も高くなった。次いで、「道路・橋りょうの新設や改良」(喫煙者39.6%、非喫煙者45.6%)、「小学校・中学校・高等学校の運営・施設建設」(喫煙者30.6%、非喫煙者38.4%)となった。

 たばこ税の税収に関しても尋ねた。税収額を知っていると回答した喫煙者は1割未満で9.0%だった。非喫煙者に関しては2.0%にまで減少した。税収額は国税と地方税合わせて2兆円超えとなることを知っている人はごく少数と分かった。

 たばこ税は、社会保障関係費の増加や国・地方の財政事情などを踏まえ、負担水準の見直しが行われており、直近では今年の10月に増税されることが決まっている。

 それに伴い、日本たばこ産業(JT)は7月30日に紙巻たばこ、葉巻たばこ、パイプたばこ、刻みたばこ、かぎたばこの小売価格改定を、8月23日には加熱式たばこの小売価格改定を財務省に申請しており、各社値上げに動いている。

 調査は、20~69歳の男女1000名(喫煙者500名、非喫煙者500名)を対象にインターネットで実施。調査期間は21年7月19~21日。

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