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カシオの“チプカシ”が大集合 「カシコレ」が登場したワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2021年9月26日 10時5分

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CASIO Collectionを立ち上げた!

 カシオ計算機の腕時計といえば「G-SHOCK」や「OCEANUS」などを想像する人が多いと思うが、一部のモデルについてファンから「チープカシオ(またはチプカシ)」と呼ばれていることをご存じだろうか。とはいっても、同社のカタログに「チープカシオ」と書かれた時計はない。SNSを中心に広まった愛称で、「チープ=安い」といった意味が含まれている。つまり、カシオが販売する腕時計の中でも、低価格帯の商品を指しているのだ。

 自然発生的に生まれたネーミングということもあって、同社の営業担当者が「チープカシオ、持ってきました♪」と言うことはできず。低価格の時計はグルーピングができていなかったので、「分かりやすく伝える」ことが難しい場面もあったそうだ。このままではいけないということで、同社は2021年7月に「CASIO Collection」(希望小売価格2200~1万4850円)を立ち上げ、“無所属”の時計を枠にはめた。

 たくさんの時計をわけわけ(注:大阪弁)したことで、どのような結果が出ているのだろうか。発案者の畠弘紀さん(営業本部)と片山文章さん(同)に話を聞いた。

●新シリーズをつくった理由

――CASIO Collectionはスタンダードな時計を厳選して、そこに新製品も加えたそうですね。ラインアップを3つのカテゴリーに分けて、全部で128製品ある。そもそも、なぜ新しいシリーズをつくったのでしょうか?

畠: 2年ほど前から「シリーズ化できないか」といった話がありました。手ごろな価格の製品(カシオでは「一般時計」と呼んでいる)はブランドやカテゴリーがあいまいだったんですよね。20年ほど前に発売したモノもあれば、数年前に投入したモノもある。価格もバラつきがある中で、「どのようにすれば、消費者に伝えることができるのか」といった課題を感じていました。グルーピングすれば、よりシンプルにより分かりやすくなるのではないかと考え、3つのグループに分けました。

――STANDARD(77製品)はいわゆる“チープカシオ”と呼ばれる、定番の商品が多いですよね。SPORTS(40製品)は歩数計や気圧計などの機能を備えた時計が並んでいて、POP(12製品)は女性や子どもをターゲットにした商品を厳選している。3つのカテゴリーの中で、注目しているのはどれでしょうか?

畠: シリーズ化にあたって、新たにつくったPOPに注目しています。「新たにつくった」といっても、新製品ではなく、海外で展開しているモデルを厳選しました。なぜ“逆輸入”のような製品に注目しているのかというと、「ユーザーの幅を広げたい」という狙いがあるから。当社の腕時計は、落ち着いたデザインが多いんですよね。いい意味でいうと、多くの人に支持されるかもしれませんが、悪い意味でいうと、おもしろさに欠ける。

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