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8割が「部下のマネジメントに悩みや課題」 2位「指示が伝わりづらい」、1位は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月26日 9時10分

8割が「部下のマネジメントに悩みや課題」 2位「指示が伝わりづらい」、1位は?

管理職の人も悩んでいるようで

 業務上の悩みやモヤモヤを解消し、ポジティブなマインドセットを築くのが重要なのは、若手社員も管理職も同じだ。若手への支援と同様、マネジメント業務を担う管理職は十分なサポートを受けられているのか?

 メンタルケア、コーチングなど支援サービスを法人向けに提供するSmart相談室(東京都港区)は、部下を3人以上持つマネジャーの会社員540人を対象に「マネジャーへのサポート体制」に関する実態調査を実施した。

 その結果、全体の約8割がマネジメント業務に悩みや課題を抱えており、かつ約半数がその悩みを相談できずにいることが分かった。

●マネジメント業務に関する悩み 1位は?

 マネジメント業務の悩みや課題が「非常にある」(28.8%)、「ややある」(46.9%)と回答した人に、その内容を尋ねたところ、最も多く挙がったのは「人により仕事量の偏りが出てしまう」(51.1%)だった。2位は「指示が伝わりづらい」(50.1%)、3位は「チームの生産性が向上しない」(41.8%)となった。

 その他、回答者からは「世代間で考え方に相違があって、マネジメントが難しい」(60歳)や、「個々人のやる気や能力の偏り」(39歳)、「部下への適切な指示と自分の営業活動の両立が難しい」(36歳)などの意見が見られた。

 部下とのコミュニケーションにおける悩みや課題としては「部下のスキルアップの支援が難しい」(37.0%)という声が最も多かった。2位以下は「部下に仕事の指示がうまく伝わらない」(32.0%)、「部下の意見を引き出すことが難しい」(30.7%)と続いた。

 また「メンタル不調から復帰した社員への接し方が難しい」(54歳)や「どのラインがパワハラになるか難しく指導しにくい」(45歳)、「ハラスメントを意識しすぎてしまう」(39歳)などの意見もあった。

 このようなマネジメント業務に関する悩みについて、約半数が「あまり相談できていない」(36.9%)、「全く相談できていない」(13.7%)と回答した。マネジメント層への支援やサポートに関して、十分に提供されていると思うかと尋ねたところ、約6割が「そう思わない」(全くそう思わない:16.8%、あまりそう思わない:42.6%)と感じていることが分かった。

 業務の忙しさやマネジメントの悩みを相談できないことが原因で離職を検討したことがあるか、との問いに半数以上がある(何度もある:21.0%、数回程度ある:30.7%)と答えており、マネジメント層へのサポートの重要性が見て取れる。

 ではマネジメント層は、どのような内容の支援を求めているのだろうか。

●マネジメント層が求めるサポートは?

 マネジメント層が求める支援やサポートとして最も多く挙げられたのは「マネジメントに関するコーチングの実施」(35.6%)だった。以降「部下の業務スキルのトレーニング支援」(34.1%)、「悩みを相談できる場所・機会の創出」(33.1%)、「部下のメンタルケアのサポート」(28.5%)と続いた。

 その他「中間マネジメント層に対するケアについての経営陣への教育の機会」(54歳)や「匿名で気軽に相談できる窓口の設置」(48歳)、「経験者による支援サポート」(36歳)など、マネジメント層のメンタルケアや具体的事例が共有できる機会を求める声も目立った。

 調査は7月5~8日にインターネットで実施した。

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