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エヌビディアの株価急落、インテルの「内憂外患」 AI最前線で今何が起きているのか

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月24日 8時5分

 PCはコモディティ化しているとはいえ、消費者にとってはいまだ高い買い物である。さらに、買い替えサイクルも売れ行きに影響する。エヌビディアのGPUの需要がたった1年で一気に加速したのとは対照的に、AI PC用のAI半導体の普及はゆっくりとしたものになるかもしれない。

●大手ベンダーの復活か、新規参入か エッジAI時代の到来

 今後は、PCやスマートフォンだけでなく、屋外に設置したカメラなどのセンサーや車の車載端末内部でAIモデルを使った推論を行う「エッジAI」の時代が到来するとみられている。

 車の自動運転支援機能はエッジAIの代表的な機能だ。今後は危機回避など安全対策のさらなる強化だけでなく、ユーザーの趣味嗜好にあったエンターテインメントサービスを、プライバシーに配慮しながら提供する場合にも、エッジAIが役に立つ。

 最近では、エッジ向けのAI半導体開発にクアルコムやルネサスエレクトロニクス、スタートアップのテンストレントが参入するなど、にぎやかさを増している。今後、エヌビディアに続く勝者が現れるのか、AI PCを起点としてインテル復活劇が始まるのか、あるいは第三者が新たな市場を獲得していくのか。ますます目が離せない。

●著者プロフィール:藤吉 栄二(ふじよし えいじ) 

 野村総合研究所にて、先進的なIT技術の調査、システムコンサルティング活動に従事。

 専門は量子コンピュータ・量子通信技術、クラウドコンピューティング、宇宙関連技術など。

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