JR中央線の駅前で“移動式スナック”導入 どんな店なの？

JR東日本が中央線で「街中縁日」を開催

　JR東日本スタートアップ（東京都港区）と地域貢献型の飲食店「街中スナック」を運営するイナック（東京都荒川区）は、JR中央線コミュニティデザイン（東京都小金井市）や東日本旅客鉄道八王子支社（東京都八王子市）と共同で、10月10日からJR中央線の駅前スペースで地域交流イベント「街中縁日」を実施する。

　街中縁日ではスナックキッチンカー「旅するスナック」を導入し、駅を中心に地域コミュニティーが形成されるのかどうかを検証する。

　旅するスナックでは「カラオケなし」「タバコなし」「深夜営業をしない」「色を売りにしない」を掲げている。「街に世代を超えた仲良しを作る」をコンセプトに、若者・現役・シニア世代の三世代交流型飲食店として「孤独の解消」「サードプレイスの創出」「持続可能なまちづくりの実現」に向けた営業をしている。

　街中縁日ではイナック社員だけではなく、JR東日本社員もゲストママ・ゲストマスターとして旅するスナックのカウンターに立ち、来場者やスタッフとの多世代交流を創出する。

　店では、JR中央線・南武線で育てたホップを使用して醸造したクラフトビール「ぽっぽやエール」を提供。また、電子ピアノの演奏、ピアノ連弾や箏（こと）など複数の楽器演奏も予定している。

　第1回は10月10～12日に西国分寺駅で、第2回は10月17～19日に武蔵境駅で行う。入場は無料。